
鹿児島テレビ
25日、長野県で男が猟銃を発砲するなどして警察官ら4人が死亡した事件で、警察は31歳の男を殺人容疑で逮捕しました。
男は長野県の公安委員会から、猟銃や空気銃の所持の許可を取っていたことが明らかになっています。
鹿児島県内でも警察による面接などを経て、現在2700丁以上の銃に所持の許可が出されています。
25日夕方、長野県中野市江部で31歳の男が家に立てこもり、猟銃を発砲するなどして警察官ら4人が死亡した事件で、31歳の男が26日、警察官1人を殺害した疑いで逮捕されました。
谷公一国家公安委員長は26日の会見で、男は長野県の公安委員会から猟銃や空気銃の所持の許可を取っていたことを明らかにしています。
県内では、2011年4月に鹿児島市常盤1丁目の路上で、当時交際相手だった女性をライフル銃で射殺したとして、65歳の男が殺人などの罪で懲役18年の判決を受ける事件が起きています。
鹿児島県警によりますと、4月末時点で県内で県警が所持の許可を出している銃は散弾銃2053丁、空気銃495丁、ライフル銃191丁など計2756丁です。
主に、猟や有害鳥獣駆除に使用されているということです。
所持の許可には、県警による書類や面接による審査を受けることが条件となっていて、指定の射撃場での射撃講習も必要だということです。
最短で35日で許可を取得できます。
更新は3年ごとに行われ、面接や銃に問題がないかなど厳しい審査が行われるということです。