
テレビ熊本
3年半の月日を経てようやく完成しました。廃棄されるマダイの骨を使って作ったカルシウムたっぷりなせんべいの試食会が19日熊本市で開かれました。
マダイなどの養殖、加工、販売を手掛ける熊本市西区の「ふく成」。
1960年の創業以来、業者向けの卸売を専門としていましたが、新型コロナの影響で売り上げが8割減少。
一般の消費者向けに刺身や切り身などの販売を始めました。
しかし、1匹まるごとの販売とは異なり、骨など廃棄せざるを得ない部分が年間およそ5.5トンも発生することに。
そこで、マダイの骨を有効活用しようとカルシウムたっぷりのせんべいが作られました。
【前田美沙希記者リポート】
「『こっぱせん』、いただきます。想像以上にタイです!タイのうま味が口いっぱいに広がります。子どものおやつにも大人のおつまみにも良さそうです。とてもおいしいです」
素朴な味わいの中にも、柚子胡椒の爽やかな風味がアクセントに。
【ふく成 平尾 有希 取締役】
「魚の独特な臭みを消しつつ、うま味や香りを残すのが一番難しかった。
老若男女、皆様に食べていただければと思っています」
この「こっぱせん」は現在、「ふく成」のホームページなどから購入でき、10月からは県内のスーパーなどでも販売する予定ということです。