
バルサの補強候補にあがるペドラサとガヤ
バルセロナは今後の計画を練る上で複雑な立場にある。1月24日に選出される新会長によって今後のクラブ方針が決まるからだ。選ばれた新スポーツディレクターは、その決定権を握っている。
しかしそれでも、すでに何点か課題は浮き彫りになっているのは事実だ。
■フィルポの売却は濃厚か
課題展は特に左サイドバックが挙げられており、ジュニオル・フィルポが夏に売却される可能性はかなり高い。クラブは、財務のバランスを整え、他の契約の資金を調達するために、選手を売却しなければならないのだ。
フィルポは、クラブにその現金をもたらす選手の一人で、現段階でアルバの代役としては物足りなく、レギュラーとしてプレーしていないので、手放すのがベストだと考えられている。去年の夏、彼は退団しようとしていたものの、最終的には出て行かなかった。
■アルバのバックアッパー
バルサの計画は、フィルポの後任として、そしていずれは「新しいジョルディ・アルバ」となり得る人物を指名するこだ。アルバは調子が良いとはいえ、3月で32歳になるため、長期的な計画を立てる必要がある。
彼の代役にはバレンシアのスペイン代表DFホセ・ルイス・ガヤを筆頭に、ビジャレアルのアルフォンソ・ペドラサやマンチェスター・シティ(ライプツィヒにレンタル移籍中)のアンヘリーノなどの候補者がリストアップされている。
25歳のガヤはバレンシアでの成長を止めておらず、ルイス・エンリケ代表監督の下ではスペイン代表の中心選手の一人となっている。
一方ビジャレアルのペドラサは、今シーズンのここまで12試合に先発出場。2アシストを記録するなど、ウナイ・エメリ監督の下、左サイドバックで輝いている。
さらにリストには、現在RBライプツィヒでプレーするのアンヘリーノが挙がっている。マンチェスター・シティからレンタル中のこのガリシア人は、既に今季の公式戦で8ゴールを挙げ、中盤でもプレーをしている。
彼の評価が急上昇していることもあり、シティが高額な移籍金を要求してくる可能性があるため、彼との契約をめぐっては難しい交渉となるかもしれない。

リストアップされたアンヘリーノ(写真:AFP)