東京「E484K」拡大 厚労省“低リスク”も医師は...

東京「E484K」拡大 厚労省“低リスク”も医師は...

  • テレ朝news
  • 更新日:2021/04/07
No image

動画を見る(元記事へ)

東京都では6日、399人の感染者が確認されました。ある病院では、入院患者のほぼ全員が変異ウイルスの患者で、状況の変化が見えてきました。

■小池知事“変異ウイルス”拡大に危機感

保健所を視察した小池百合子都知事が口にしたのは、変異ウイルス拡大への危機感です。

小池知事は「変異株の種類によって一気に1.5倍、場合によっては指数関数的に増えると想定しながら対応策を進めている」と話しました。

東京では6日、新たに17人がイギリス型に代表される「N501Y」という変異ウイルスに感染していたことが確認されました。

全員が「N501Y」なのは、厚生労働省が「N501Y」をスクリーニング検査の対象としているためです。

ただ、日本では、「E484K」という別の変異ウイルスも確認されています。

■イギリス・南アフリカ由来ではない「E484K」

2日、小池知事から「E484Kの単独型というのが、東京では多いんです。圧倒的に多いんです」と気になる発言がありました。

「E484K」は、ウイルスのスパイクと呼ばれる突起部分のアミノ酸が、変化したものです。抗体の攻撃から逃れる性質を持つとされていて、再感染しやすくなったり、ワクチンが効きにくくなったりする可能性が指摘されています。

このイギリス由来のものでも、南アフリカ由来のものでもない、「E484K」単体の変異ウイルスが東京で拡大しているのです。

昭和大学病院の相良博典院長は「現在、13名入院していて、その中の重症者は1人。E484K、いわゆる東京に多いといわれている変異株が10人」と話します。

昭和大学病院が独自に検査したところ、新型コロナの患者13人のうち、10人が「E484K」、2人がイギリス型だったということです。

これまで「E484K」は国内で1156例、報告されています。これはイギリス型、南アフリカ型、ブラジル型を合わせた数を上回る数字です。

■厚労省「感染リスク低」も医師は違う見解

「E484K」に関して、厚労省は、イギリス型などと比べて感染リスクが低いとしていますが、現場で患者と向き合う医師は、違う見方をしています。

相良院長は「我々のデータから見るとE484Kが非常に多いということを考えると、E484Kは感染しやすい、感染拡大しやすい可能性があるのではないか」と話します。

さらに、重症化するリスクについても、他の変異ウイルスと同じだといいます。

相良院長は「重症で入っている人はE484Kであっても、かなり高齢者ですので、年齢層で重症化するというのは、E484KでもN501Yでも同じことは言える」と話していました。

また、従来型のウイルスや異なる変異ウイルス同士が接触して、どういった変化を起こすかといったデータが少ないため、ウイルスの種類ごとに、病室を分けて対応せざるを得ないといいます。

相良院長は「変異株同士の交わりなくすために、同室を防がなければならないし、個室対応ということになると、かなり病床自体が逼迫(ひっぱく)してくる」と話していました。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加