
ブラジル中央銀行が20日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た23年のインフレ見通しは前週予想の4.59%上昇から4.55%上昇に引き下げられた。引き下げは2週連続。1カ月前は4.65%上昇だった。他方、24年の見通しも3.92%上昇から3.91%上昇に引き下げられた。1カ月前は3.87%上昇だった。
また、23年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の2.89%増から2.85%増に引き下げられた。1カ月前は2.90%増だった。24年の見通しは1.50%増に据え置かれた。据え置きは9週連続。
23年末時点の政策金利見通しは前週予想の11.75%に据え置かれた。据え置きは15週連続。24年末時点の見通しも9.25%に据え置かれた。据え置きは3週連続。1カ月前は9.00%だった。次回12月13日会合時点の見通しも11.75%に据え置かれた。据え置きは15週連続。
一方、為替(対ドル)レートの見通しは、23年末時点の見通しが前週予想の5.00レアルに据え置かれた。据え置きは6週連続。24年末時点の見通しは5.08レアルから5.05レアルに引き下げられた。1カ月前は5.05レアルだった。<関連銘柄>
ボベスパ<1325>、上場MSエマ<1681>、上場EM債<1566>提供:ウエルスアドバイザー社(イメージ写真提供:123RF)
増谷栄一