男性だけ褒められる?「父親の特権」を目の当たりにした女性の訴え

男性だけ褒められる?「父親の特権」を目の当たりにした女性の訴え

  • コスモポリタン
  • 更新日:2021/11/28
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アメリカ・テネシー州メンフィスでベーカリー「BluffCakes」を経営するクロエ・セクストンさん。働きながら2人の子どもを育てる母親の彼女が、自身のTikTokで夫や他の父親に対する世間の認識について語る動画を投稿し、話題に。

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7歳のメイソンくんと、6カ月のセオドアくんの育児をしながら、ベーカリーを営んでいるクロエさん。母親業とビジネスを同時に行うことの難しさを痛感しているという彼女だけど、最近夫が仕事を手伝ってくれた経験から「Daddy privilege(パパの特権)」について考えるように。

「パパの特権」とは、親として当たり前のことをしたときに、女性は“普通”だとみなされ、男性だけ“イクメン”と褒められることを指すそう。

クロエさんが「パパの特権」に疑問を持つきっかけとなったのは、夫が息子のセオドアくんを抱いて仕事に出かけたときに、見知らぬ人から称賛されたというエピソードから。母であるクロエさんが同じことをしても何も言われないのに…と疑問を覚えたという。

「パパの特権」について語ったTikTokの動画では、その経緯を明らかに。クロエさんは共働き夫婦であることや、毎週400ポンド(約181キロ)の小麦粉と100ポンド(約45キロ)のバターなど大量の材料を仕入れに行かなければいけないことを説明。またこの業務は、妊娠中や息子を連れているときにも行っていたそう。

続けて、先日仕入れをする日に夫が休みだったこともあり、生後6カ月のセオドアくんを連れて彼が代わりに行くことになったと説明。すると、仕入れ先のレジ係の人が夫を大絶賛したという。

「私は妊娠7カ月でさえ、そして赤ちゃんを抱いてでも一度に100ポンド(約45キロ)の小麦粉の袋を車の後部座席まで運んでいました。でも私には、夫のような経験はありません。ただ女性が“女性らしい”ことをして、頑張っているとしか見られないのです」

「でも私の夫は赤ちゃんを抱っこして仕入れ先に行くと、『あら!頑張っているのね』と言われるんです。彼は『正直、ちょっと困ったよ』と言っていました。さらに彼の横を通り過ぎた人は、『赤ちゃんだわ!』と言ったそうです。彼は決してヒーローではありません。彼はただのパパであり、子どもの親であり、私が毎週しているのと“同じこと”をしているだけなのです」

この動画は他の母親たちからも大きな反響があり、同じような経験をしたという声も寄せられた。中には、「母親が子どもと飛行機に乗っている=冷たいまなざしと否定的なコメント。父親が子どもと一緒に飛行機に乗っている=客室乗務員が助けようと必死」なんてコメントも。

母親と父親に対する世間の認識が違うことに異論を唱えたクロエさん。けれど<Buzzfeed>のインタビューでは、「自称フェミニストである夫と一緒にいられて幸せ」と告白。

「私は幸運にも、自称フェミニストの人生の良きパートナーがいます。彼は『正直、僕に対するみんなの扱いは恥ずかしい』とはっきり言ってくれました。子育ての役割において、男性と女性の扱いがいかに不公平であるかを理解している男性と結婚でき、大きな安心感を得ることができました」

またクロエさんは、「パパの特権」について以下のように語った。

「母親は世間から期待されていることを何の気なしにしているのに、父親が少し頑張ったら褒められるのを見ていると、ちょっとしたことでも気になってしまうんです。最近では女性も同じように、そして場合によっては大黒柱の責任を背負っているのに、なぜか褒めるに値しないと思われています。すべての親が、自分がスポットライトを浴び、感謝される存在だと知るべきです」

さらにクロエさんは「父親を応援することに反対しているわけではない」ともコメント。また、お互いが平等に評価されるべきだとも付け加えた。

「母親を褒める必要はないかもしれませんが、褒められるべき存在なのです」

共働き世帯が増える現代。きっと、クロエさんの想いは多くの人の共感を呼ぶかもしれない――。

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