元十両・朝志雄が右膝の大ケガ乗り越え復活の序二段V「7番しっかり取り切れてホッとした」

元十両・朝志雄が右膝の大ケガ乗り越え復活の序二段V「7番しっかり取り切れてホッとした」

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  • 更新日:2022/11/27

◇大相撲九州場所13日目(2022年11月25日 福岡国際センター)

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<九州場所12日目>大谷(左)をはたきこみで破る朝志雄 (撮影・成瀬 徹)

序二段の全勝対決は、元十両の朝志雄(28=高砂部屋)が、日大出身でデビュー2場所目の大谷(22=宮城野部屋)を下して序二段優勝を決めた。

立ち合い胸で激しく当たった朝志雄が押し合いから機を見て思い切りの良いはたき込みを決めた。先場所序ノ口優勝の大谷はデビュー以来の連勝が13で止まってプロ初黒星。敗れた瞬間、悔しそうな声が館内に響き渡った。

5場所ぶりの復帰を序二段優勝で飾った朝志雄は「久しぶりに場所に出て7番しっかり取り切れたのがまず一番ホッとした」と安堵(あんど)の表情を見せた。「その中で一番一番勝ちを積み上げて優勝できたので本当によかったなとうれしい気持ちがあります」。高校時代から含めて4度目となる大ケガを乗り越えての復活に実感を込めた。

今年2月に右膝の前十字靱帯(じんたい)、内側側副靱帯の再建、半月板に加え骨片の除去も含む大がかりな手術を受けて春場所から4場所連続全休。「悔しい思いもあったけど、焦りすぎずにしっかり治していけた。自分のペースで稽古させていただいた」。膝の大ケガを乗り越えて序二段から幕内まで這い上がった横綱・照ノ富士(30=伊勢ケ浜部屋)や幕内・宇良(30=木瀬部屋)の存在が励みにもなった。「その人たちができるなら僕もできるだろうという気持ちになる」と勇気が湧き、治療方法を聞くなど模範となる関取たちから学んだ。「ケガして落ちてもこれだけできると、下の子たちの励みになってくれたらいいと思います」。今度は自身の姿で後輩たちに勇気を与えていく。

それでもまだ回復具合は「半分ぐらい」と万全ではない。相撲勘は「最初の1、2番は変な感じがあったけど少しずつ戻ってきて、前に出て良い相撲が取れたと思う」と少し取り戻した。来場所は三段目中位まで番付を戻す。「気負いすぎずに一日一番しっかり自分の相撲を取りきることを意識してやっていきたい。それが十両へ戻るという結果につながると思うので」。もう一度関取へ、新たな復活劇が始まった。

◇朝志雄 亮賀(あさしゆう・りょうが)本名=村田亮。1994年(平6)8月8日生まれ、三重県志摩市出身の28歳。小1から志友館道場で相撲を始め、小4でわんぱく相撲全国大会準優勝。三重・磯部中3年時に全中3位。石川・金沢市立工業高3年時に全国高校総体3位、全日本ジュニア体重別無差別級優勝。東洋大2年時に全国大学選抜十和田大会準優勝。3年時に全日本大学選抜金沢大会優勝。4年時に全国学生体重別135キロ以上級優勝、国体3位、全国学生選手権3位。高砂部屋に入門し、三段目付け出しで17年春場所初土俵。21年秋場所で新十両。1メートル84、164キロ。

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