
4月3日からのお花見ウイークをPRする桂文之助㊧と林家染雀(撮影・大澤謙一郎)
落語家の桂文之助(66)と林家染雀(55)がこのほど、神戸市内の上方落語の定席、神戸新開地喜楽館で会見を開き、4月3日から始まるお花見ウイークをPRした。噺家が花見や桜にちなんだネタを披露する。
大トリは桜にちなんだネタ出し(噺の事前告知)を行い、5日は染雀が、最終日の9日は林家染二(61)が大ネタの「天神山」を演じる。歌舞伎から派生したパロディーで、女に化けたキツネが別れの和歌を障子にしたためる。その場面を「曲書き」と呼ばれる舞台上で実際に筆を使って墨で文字を書くシーンを演じる。
染雀は「早変わりでキツネになって、キツネのお面をかぶって、踊って、一瞬で早変わりして切口上して終わります。歌舞伎の早変わりはスタッフが着せてくれますが、落語は一人で全部やらないといけない」と明かした。文之助は「大変大がかりなネタ」と話した。
中トリでは笑福亭鶴二(54)、桂吉弥(52)らが「隣の桜」を1週間交代で演じる。4月8日には桂文枝(79)が出演する。