昭和初期に友情の証としてアメリカから日本に贈られた青い目の人形。
6月23日、その意思を継いだ新しい人形が山梨英和中学校に寄贈されました。
きっかけとなったのは生徒の自由研究でした。

山梨英和中学校へ寄贈された人形
赤い髪に青くつぶらな目。
山梨英和中学校に寄贈された新しい青い目の人形です。
青い目の人形は日米対立を懸念したアメリカ人宣教師・ギューリック博士が友情の証として1927年に日本に贈ったもので、博士の遺志を継いだ孫が30年以上前から各地に新しい人形を寄贈しています。

寄贈のきっかけとなった卒業生の志村眞裕希さん
今回の寄贈のきっかけとなったのは卒業生の志村眞裕希さん。
志村さんは中学2年生だった7年前に行った自由研究で、昭和初期にお礼の日本人形を作った店「吉徳」を取材。
吉徳を通じて博士の孫とつながったことで志村さんの母校に人形が届けられたのです。
卒業生の志村眞裕希さん:
後輩たちが青い目の人形の交流のことを知ってもらえたと思うし、平和について考えるきっかけにしてほしい。