
辛勝のマドリー
現地時間20日、ラ・リーガ・サンタンデール第24節レアル・バジャドリード対レアル・マドリーの試合がホセ・ソリージャで行われた。
野戦病院化しているマドリーは9選手が離脱中、ベンチ入りのトップチーム選手はイスコのみとやり繰りもままならない状態。一方のバジャドリードも7選手が離脱中、リーグ戦は6試合勝利なしの19位で降格圏に沈んでいる。
序盤10分間でバジャドリードは3つの決定機を迎えたが、クルトワが立て続けに好セーブ。セルヒオ・ゴンサレス監督のチームは5バックで守りながらも鋭いカウンターで好機を作り出した。
マドリーは、ヴィニシウスやアセンシオがサイドから突破を試みるも単発な攻撃に終始。ベンゼマの欠場が影響し、前線で起点を作ることができず、代役のマリアーノは厚みをもたらせない。
後半に入り55分、フェルランド・メンディのクリアミスをオレジャーナがダイレクトボレーで合わせるも、これもクルトワがセーブ。バジャドリードは千載一遇のチャンスを逃した。
流れの悪いマドリーだったが、頼みのセットプレーでゴールをこじ開けた。65分、クロースのFKをカゼミロが頭で叩いて先制。直後にジダンは前線3選手を交代。イスコ、セルヒオ・アリバス、ウーゴ・ドゥーロを投入した。ドゥーロはマドリーでトップデビュー。
その後は両チームともに大きな見せ場はなく、マドリーが逃げ切りに成功した。同日にアトレティコがレバンテに敗れた(0-2)ため、1試合消化が多いもののレアル・マドリーが首位との差を3ポイントに縮めている。
バジャドリード 0-1 レアル・マドリー
65分:カゼミロ