日米共同訓練「オリエント・シールド」が奄美大島で20日から始まるのを前に、19日朝、北海道から陸上自衛隊の多連装ロケットシステムが島に到着しました。
19日朝、北海道からフェリーで名瀬港に運ばれてきたのは、陸上自衛隊の多連装ロケットシステム「MLRS」です。配備されている北海道の部隊の隊員およそ150人とともに奄美大島に入りました。
オリエント・シールドは、島しょ防衛の連携強化などのために毎年、全国各地で行われ、鹿児島県内では奄美大島で20日から4日間、陸上自衛隊150人・アメリカ軍35人が参加します。
このうち奄美駐屯地では、MLRSのほかに、アメリカ陸軍の高機動ロケット砲システム「ハイマース」の展開訓練が予定されています。瀬戸内分屯地では、アメリカ軍と陸上自衛隊として初めて沖縄からの物資輸送の連携訓練を行います。
奄美大島での日米訓練は3年連続で、海洋進出を進める中国に対し、日米の連携を示す狙いがあるとみられています。

自衛隊MLRSが奄美に 20日から日米訓練オリエント・シールド 鹿児島
MBC南日本放送