◇セ・リーグ 巨人1―7阪神(2021年4月7日 甲子園)

<神・巨(2)>4回2死、降板となり、ベンチに戻る先発の畠(撮影・坂田 高浩)
今季初先発となった畠世周投手(26)は、3回2/3を5安打4失点と試合を作れなかった。FA加入の井納が再調整のためにファームに合流したことから、巡ってきたチャンスだったが「うまく流れをつかむ投球ができず申し訳ない。もっと工夫して考えないといけない」と反省した。
初回、2回はコーナーを突く投球で無失点に抑えたが、0―0の3回、先頭の近本に4球連続ボールの四球を与え、そこから味方のミスも絡んで先制を許した。宮本投手チーフコーチは「あんなこと(先頭打者に四球)やっていると成長はない。チャンスを生かさないとプロじゃない」と右腕に期待するがゆえに厳しく指摘。1週間後の14日中日戦(東京ドーム)にも先発する予定で、同コーチは「彼は今年、一本立ちしてもらいたいピッチャーの一人ですから、頑張ってもらいたいなと思います」と話した。