
今年3月、青森県が作ったチラシ。“はっきりとした名前はないけれど、気づいてほしい家事”の名前を県民から募集し、共感できるものやユーモアのあるものを21件選んだ。
駅前の20代カップルに、気になる家事を聞いた。
男性「『戻しましょっき(食器)』ですかね。僕、皿を戻さないので」
女性「確かに」
男性「これを言われたら戻すかな」
女性「そうだとうれしいけど」
中でも、栄えある特別賞を受賞したのは「献立地獄」と名付けられた、献立を考える家事だ。
<YouTube>
女性「今夜何食べたい?」
男性「なんでもオッケー!」
女性「きょうは?」
男性「君の食べたいもの」
女性「晩ごはん…」
男性「おまかせで!」
女性「(泣)」
男性「ごめん!いつも考えてもらってて」
「毎日の献立を一緒に考えましょう」

「献立地獄…これは最高に、すごくわかります。魚が続かないように、肉が続かないようにということ(を考えるの)が意外と大変ですね。まさに地獄です…ハハハ」(50代会社員女性/家事はほぼ1人で担当)
他にも、「ポケットからっぽ」と名付けられた、洗濯前にポケットにティッシュなどが入っていないかどうかを確認する家事や、食べ終わった食器を水に浸しておく家事を“水につけておく”の方言を使って「URUKASU(潤かす)」など、普段家事として認識されていないけれど、パートナーや家族に気づいてほしい家事が入賞している。
青森県では6歳未満の子どもがいる家庭の場合、夫が家事にかける時間が1日わずか17分であるのに対し、妻が家事にかける時間は1日177分と、約10倍の開きがある。そこで改めて、家事の分担について考えるきっかけにしてほしいとポスターを制作し、7月には県内の施設やスーパーなどに配る予定だという。
「いろいろな家事を分担するのはいいんじゃないですかね。まあ、一緒にやる。楽しくやる。前向きな感じでやるのがいいですよね」(60代会社員女性/家事は半々で分担)
(『ABEMAヒルズ』より)