おふくろの味が恋しい...はじめての寮生活は苦難の連続!?

おふくろの味が恋しい...はじめての寮生活は苦難の連続!?

  • 幻冬舎ゴールドライフオンライン
  • 更新日:2022/08/06
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【前回の記事を読む】不良グループを抜けたいと言って、顔面ボコボコに…友達の男気

初めてのがまん生活

中学3年生になり、受験をして私立の高校に受かったものの、私立はお金がかかり過ぎる。中3の僕の足りない頭なりに考えていました。それと国立の学校も受けて、合格もしていました。私立はお金がかかり過ぎてしまうので、国立の学校に行く事にしました。T海員学校(船の乗組員を養成する学校)です。それが辛く厳しく長い、寮生活の始まりでした。

寮生活は上下関係が非常に厳しく、どこで会っても、どこですれ違っても、「おはようございます!!」、「こんにちは!!」、「こんばんは!!」、常に挨拶です。ポケットハンドは厳禁!! 朝起きるとダッシュで校庭に向かい、上半身裸になり、整列して、先輩たちがゾロゾロ来ると、「おはようございます!!」と先輩1人ひとりに言って、ラジオ体操。こんな生活が2年も続くのか、と嘆く毎日。

夏になると水泳が日課となり、午前中で授業を切り上げて海に行き、約4キロメートルの遠泳。終わった後にアンパンと牛乳の支給がある。これがなんて美味しい事か。それに比べ、食事の不味かった事。

サンマ2匹とみそ汁、ご飯だけの食事。シチューという名の不味い汁。先輩たちはみんなシチューをざるに流し、ほんのわずかな肉とピーマン、ニンジンをフライパンで炒め、塩コショウ、しょう油で味をつけて食べていた。初めはなぜこんな事をするのか分からなかったが、シチューを食べて納得。先輩のマネをして食べた。美味しい、なんて美味しいんだ。ただ、塩コショウとしょう油で炒めただけなのに。でもトンカツは、トンカツという名の油の塊だった。

美味しかったメニューはなかった。普通なら食事の時間は楽しみの1つだと思いますが、それがありませんでした。とくに食べ盛りの時なんて食事の為に頑張ってる様なもんですよね。親元を離れて暮らした人は分かると思いますが、おふくろの味、おやじの味ってありますよね。学生の時はほんとに、おふくろの味が恋しくて、恋しくて……。

唯一お腹を満たしてくれたのは、2カ月に1回両親が送ってくれたダンボール箱。ダンボールの中身は、カップラーメン、レトルトのカレー、お菓子などでした。美味しかった~。(笑)

今日はここまでにしましょうか、僕も疲れてきました。もうすぐ夜の11時です。睡眠導入剤が効いてきました。

お休みなさい、zzz。

自由過ぎる毎日

おはようございます。しめさんです。今日は久しぶりによく眠れました。

中学校の時の夢を見ました。自由だった毎日、授業なんて受けなかった。授業中、廊下に出ようとすると、L先生が「エスケープだよ!!」と言った。「うるせぇ、授業なんて受けるか!!」と言い返し、いつもたむろしている屋上に続く踊り場に向かう。をっ!! やってるやってる。不良グループのE君だ。

中学2年生の時は授業を受けずに、花札やトランプばかりしていました。先生、ごめんなさい。中学の時に戻ってしまってすみません。海員学校の時に話を戻しましょう。

「おはようございます」、「こんにちは」、「こんばんは」を繰り返す毎日。これでは九官鳥になってしまう。それでも悪い事ばかりではなかった。友達がたくさんできた。超仲良しになったのは、M君とN君、なんでも相談しました。

月に2回ある外出の日は、何度も家を行ったり来たりしました。僕の家に泊まりに来た時は、僕の母が焼酎のセットを用意したりしてくれた。家の母親はなんて気が利くんだ!! そんな事を思ったりした。

次の日、M君をいさ君に会わせた。すぐに気が合ったみたいで、すぐに仲良くなった。いさ君の先輩も来ていて、単車のXJ400をM君に貸した。しかし、いつになってもM君は帰ってこない。30分後、M君は帰ってきた。単車を転ばしてしまったのである。単車は傷だらけだった。先輩は怒らずに、「怪我がなくて良かった」と言ってくれた。

ほかにも、何人か家に来ては、近くの荒川まで行き、僕の愛車だったNS250Rに乗り、よく遊んだ。海員学校の友達が家に来ない時は、いつもいさ君の家に行き遊んでいました。いさ君が20歳で結婚するまでの間、いさ君の家は溜り場でした。ちょっと暇があるとふらっといさ君の家に行くとみんな揃っているといった感じでした。

いさ君はいつも最先端の服や雑貨などを持っていて、僕の憧れの存在でもありました。いさ君が結婚した時は、お嫁さんにいさ君をとられた気分になった事を思い出します。

それから数カ月経ったある日、1年生全員が、教官当直室から一番離れた班室に呼ばれた。ただならぬ雰囲気。2年生全員が2段ベッドの上と、ベッドの1段目にいて、こっちを睨んでいた。1年生が全員正座させられ、1人ずつ名前を呼ばれていった。「お前は残れ!!」、「お前は帰っていい!!」、次は僕の番だ。緊張したが、「お前は帰っていいよ」と言われ、残されなかった。

自分の班室に戻ると、「ボカッ」、「ドン」など変な音が聞こえてきた。残されたのは、高校を卒業して入学してきたGTだった。「お前が一番ふてえんだよ!!」と先輩たちの声が廊下に響いていた。(ふてえ、とは生意気っていう意味です)

次の朝、GTは何もなかったかのように過ごしていた。「大丈夫?」って聞くと、「全然大丈夫だよ」と言っていた。どうやらゴミ箱を頭から被せられて、ボコボコに殴られたらしい。僕は残されなかったので安心したのですがGTの事を思うとやるせない気分でした。

ちょっと疲れてしまいました。今日はこれくらいにしてください。お休みなさい。

しめさん

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