土佐の雄大な自然に囲まれ育った主人公が、成長し植物学者の道へと進む連続テレビ小説『らんまん』(NHK朝ドラ)。9月19日に放送された第122回では、万太郎が植物を守るため、大学に辞表を出すシーンが描かれた(以下、ネタバレあり)。

徳永教授(田中哲司)に辞表を提出する万太郎(神木隆之介)(C)NHK
神社合祀令で神社の植物が伐採されることを知った万太郎(神木隆之介)は、大学を辞めることを決意。徳永教授(田中哲司)に辞表を出した万太郎は、長く時を過ごした大学に別れを告げ、1人の植物学者として生きる道を選ぶ。
合祀令の反対運動はやがて世間を動かし、神社の環境は一部保全されることになる。そして明治時代が終わるころ、娘の千歳(遠藤さくら)と助手の虎鉄(濱田龍臣)が結婚。万太郎は寿恵子(浜辺美波)とともに、2人の幸せを祝福するのだった。
万太郎は、徳永に辞表を提出しました。
「この雪の 消残る時に いざ行かな」
「……山橘の 実の照るも見む」
教授室を出る最後、万太郎は深く頭を下げました。 #朝ドラらんまん #神木隆之介 #田中哲司 #万葉集 pic.twitter.com/H9aPkh5c5S
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk)
September 18, 2023
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今回の放送では、万太郎が辞表を出した際、「本当にいいのか?合祀令から、目を背ければいい」と引き止めようとし、それでも決意が揺るがない万太郎に、「よく描けている。こんな植物画、お前だけだ」と賛辞を送る徳永教授が描かれた。
ドイツ留学から帰ってきてからは非情な決断を下すことも多かった徳永教授だが、以前と変わらず万太郎を認めていたことが描かれ、SNSでは「やはり徳永教授の根っこは変わってない」「やっぱりちゃんと万太郎を思ってくれてた」「「徳永教授とのやり取りに泣いた」などの声が相次いだ。
放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。9月20日放送の第123回では、さらに年月が経ち、万太郎たちが暮らす地域に大地震が発生する。