
"「美山かやぶきの里」に立つかやぶき屋根の家屋に、白く彩りを添えるソバの花=2023年9月19日午後0時20分、京都府南丹市、林敏行撮影"
京都府南丹市美山町の「美山かやぶきの里」でソバの花が見頃を迎え、農山村の原風景を白く彩っている。
「美山かやぶきの里」に立つかやぶき屋根の家屋に、白く彩りを添えるソバの花=2023年9月19日午後0時33分、京都府南丹市、林敏行撮影
2002年に景観づくりのため栽培が始まり、今年は約2・5ヘクタールの休耕田がソバ畑になった。南丹市美山観光まちづくり協会によると、今週中には満開を迎え、見頃は9月末まで続く見込みという。
ソバの実は10月下旬に収穫され、11月中旬ごろから、地区の飲食店「きたむら」で新そばの提供が始まる。
一帯は、約50戸の家屋の大半がかやぶき屋根。伝統的技法による古民家が残るため、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。宿泊できるかやぶき民家もあるため、外国人観光客にも人気がある。(林敏行)