新たに16件の重要文化財指定へ

新たに16件の重要文化財指定へ

  • 西日本新聞
  • 更新日:2020/10/17
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部埼灯台(北九州市教育委員会提供)

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西海橋

国の文化審議会は16日、疫病退散を祈願する祇園信仰の総本社である「八坂神社本殿」(京都市)を国宝に、関門海峡をにらむ丘に立つ明治初期建設の「部埼(へさき)灯台」(北九州市門司区)、筑豊の炭鉱王と呼ばれた伊藤伝右衛門の豪邸「旧伊藤家住宅」(福岡県飯塚市)、日本初の海峡横断橋として知られる「西海橋」(長崎県佐世保市、西海市)など建造物16件を新たに重要文化財に指定するよう萩生田光一文部科学相に答申した。近く指定される。建造物の国宝・重要文化財は2523件(うち国宝228件)となる。

八坂神社は平安時代に造られたとされ、現在の本殿は1654年に建立。江戸期の建築ながら平安時代の様式を持ち、疫病退散を願う中世の祇園信仰を伝える建築物として知られる。

部埼灯台は「日本の灯台の父」と呼ばれる英国人技師リチャード・ヘンリー・ブラントンの指導で建設され、1872年に初点灯。高さ10メートルの石造灯台で、歴史的価値が評価された。

旧伊藤家住宅は明治後期に建設が始まり、昭和初期まで増改築が重ねられた。書院座敷や洋風の重厚な応接室などが目を引き、優れた意匠の和風住宅として文化的価値が認められた。

西海橋は佐世保市と西海市を結ぶ全長316メートルのアーチ橋。1955年に完成し、高い技術力を誇る日本の長大橋建設の出発点となった。戦後の土木施設として初の指定となる。

九州ではこのほか、宮崎県の「旧綱ノ瀬橋梁(きょうりょう)および第三五ケ瀬川橋梁」が重文指定に答申された。 (平原奈央子)

西日本新聞

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