ロケットエンジンを超スローモーションで撮影したらどう見えるのか?

ロケットエンジンを超スローモーションで撮影したらどう見えるのか?

  • GIGAZINE
  • 更新日:2023/09/19
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高性能なハイスピードカメラを用いて撮影した映像を多数投稿するYouTubeチャンネルのThe Slow Mo Guysが、今度は「ロケットエンジン」の噴射シーンをスローモーションにした映像を公開しました。
Close-up Ignition of a Rocket Engine in Slow Mo - The Slow Mo Guys - YouTube

今回、The Slow Mo Guysはアメリカの民間航空宇宙会社であるFirefly Aerospaceが行った「リーバー」エンジンの燃焼試験に立ち会いました。

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燃焼試験は多くのリソースを使用するため何度も行うことはできません。今回の撮影チャンスは一度きり。The Slow Mo Guysはカメラの位置調整に長時間を費やしたそうです。

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間近に接する激しい熱と振動に耐えられるようレンズを保護し、カメラの背面から出ているケーブルを覆います。

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実際に撮影された映像。始めに白い雲のようなものが吹き出していますが、これは2つある推進剤のうちの1つだとのこと。この推進剤にはケロシン系ロケット燃料の「RP-1」などが使われています。

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次に吹き出る炎は緑色になっていますが、これは点火剤として使われる「トリエチルアルミニウム-トリエチルボラン(TEA-TEB)」の炎色反応によるもの。

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炎が燃え上がります。燃焼温度はセ氏3040度に近く、非常に高温。

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燃焼初期はノズルから出る炎の軌道が見えていましたが、すぐにごうごうと激しく燃え出します。実際の80分の1の速度で再生しているとは気づかないくらい、煙が高速で移動しています。

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The Slow Mo Guysは「燃焼試験を間近で見ることができて興奮した」と話しました。

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