リスが縦横無尽に駆けまわる新エリア、神戸どうぶつ王国に登場

リスが縦横無尽に駆けまわる新エリア、神戸どうぶつ王国に登場

  • Lmaga.jp
  • 更新日:2023/03/19

兵庫の動植物園「神戸どうぶつ王国」(神戸市中央区)に3月17日、新エリア『リスの森 〜Squirrel Forest〜』が誕生。日本の固有種であるニホンリスが暮らす姿に出合うことができる。

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木の上で好物のクルミをかじるニホンリス(神戸どうぶつ王国)

ニホンリスは、かつて本州・四国・九州に広く生息していた日本固有のリス。総面積246平方メートルの新エリアにはオニグルミやアラカシといった樹木が植えられ、ニホンリスの生息地である日本の森がリアルに再現されている。

樹上を移動する習性にあわせて園内には木やツルのアーチが設置されており、「さっきそこを走ったような・・・」「あ、あそこから覗いてるよ」と、すばしっこく動き回るリスにあわせて来場者は散策を楽しんだ。警戒心が強いリスを観察しようと、じっとタイミングを待つ子どもの姿もみられ、やっと餌を食べたり巣箱から顔を覗かせると「目がくりくりでかわいい!」と夢中で見つめていた。

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「神戸どうぶつ王国」の新エリア『リスの森 〜Squirrel Forest〜』

ニホンリスは、オスとメスをあわせて全部で9頭。園内を観察すると、リスが巣穴の材料にするために木の幹や枝の皮が剥がされたり擦れている箇所があり、リスの気配をあちこちで感じることができる。植物管理部・安藤さんによると、「リスが隠そうとして地面に埋め忘れたどんぐりなどが、木の生え際に落ちていることもあるんですよ」と、なんともかわいいエピソードも。

現在は生息数が減少し準絶滅危惧種に指定されているニホンリス。同エリアはその生態を間近に見られる役割も担っており、安藤さんは、「植物の落葉や果実が実ることによって、リスの餌や毛皮の色も変化します。季節に応じたリスの暮らしを見に来てもらえれば」と語った。営業時間は朝10時から夕方5時(日時により異なる)。

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