メルカリが初の実店舗「サステなストア」をオープン。ブラックフライデーに「待った」をかける。

メルカリが初の実店舗「サステなストア」をオープン。ブラックフライデーに「待った」をかける。

  • ハフポスト日本版
  • 更新日:2021/11/25
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株式会社メルカリは11月25日、同社として初めてのリアル店舗「サステなストア」を表参道にオープンした。期間は25日から27日の3日間で事前予約優先制だ。

世界的に大規模な安売りセールが実施される「ブラックフライデー」に対して、環境問題などの観点からの見直しを求める「グリーンフライデー」の取り組みだという。

販売されているアイテムは、メルカリユーザーがハッシュタグ「#サステなストア」をつけてアプリ内で出品したアイテムの中から、タレントのみちょぱこと池田美優さんやインフルエンサーなど14人のアンバサダーが選定したもの。

総計5万点を超える出品の中から、期間中に約450点が順次店舗で販売される予定だ。

「サステなストア」の売上金は、全額「メルカリ寄付」に登録されている自治体や慈善団体に寄付されるという。

今回の取り組みは、ユーズド商品を通じて“日常生活からできる身近でサステナブルな取り組み”を発信することを目的としている。

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店内には、アイテムと共にファッション業界が与える環境負荷についての情報を発信するポップなども並ぶ。次々と新製品を大量生産し続けるサイクルに“待った”をかけ、ユーズド商品を消費者の間で循環させることで、無駄な廃棄や生産を減らし、環境負荷の軽減に繋がることを体験してもらう狙いだ。

購入したアイテムは、包装のゴミを出さないために、デザイナーの一乗ひかるさんがデザインした風呂敷に包んでくれる。素材はペットボトルを再利用したエコな素材を使用しているとのこと。

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スカーフとしても使えるこの風呂敷には、「1枚の服を、大切に、長く着る」や「暖房を付ける前に、一枚羽織る」など、「身近にできるサステナブルなアクション」16種類がイラストで描かれている。

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ブラックフライデーへのアンチテーゼ

「サステなストア」は、この時期に欧州を中心に広がりつつある地球環境に優しい消費を啓発する目的の「グリーンフライデー」に合わせたプロジェクトだ。

グリーンフライデーとは、11月末に開催されるアメリカ発の大規模セール「ブラックフライデー商戦」へのアンチテーゼとして、同時期に開催されるさまざまな取り組みのこと。例えば家具メーカーのIKEAが実施している家具の買取キャンペーンなどが有名だ。

「ブラックフライデー」に対しては、過剰消費を促す側面があることや、大量生産大量消費という現在のシステム自体への問題提起として、セールをボイコットする動きなどもある。

メルカリは、2020年からグリーンフライデープロジェクトを実施。昨年は、新作ゼロのユーズドアイテムのみで行われる「サステナブルファッションショー」を開催した。

今年も、ブラックフライデーの時期に「持続可能な消費のあり方」について考えるきっかけを提供する。

「サステなストア」のオープンを前日に控えたメディア向けのオープニングイベントでは、記者から「期間限定店舗の設営にかかる二酸化炭素排出量はどれくらいか」という質問も。メルカリジャパン CBO 兼 CMO の野辺一也氏が、「段ボールなどの資材は再利用を前提とした物を使用している」と答えた上で「二酸化炭素の排出量の特定は難しく、現段階では算出はしていない。ただし、今後のアクションレポートの中で共有していきたい」と答える一幕もあった。

メルカリは、10月に物流サービスを担う新会社「メルロジ」を設立。繰り返し使えるリユース素材の梱包材の導入を検討しているなど、配送環境で発生する環境負荷についても取り組んでいくとしている。

湯浅 裕子 Hiroko Yuasa

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