ローソン社長・竹増貞信「日常生活で意識するSDGs “自分事”の大切さ」

ローソン社長・竹増貞信「日常生活で意識するSDGs “自分事”の大切さ」

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  • 更新日:2021/02/22
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竹増貞信/2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長

「コンビニ百里の道をゆく」は、51歳のローソン社長、竹増貞信さんの連載です。経営者のあり方やコンビニの今後について模索する日々をつづります。

【写真】ナチュラルローソンの一部店舗では、プラスチック削減のため、洗剤やハンドソープなどの量り売りを行っています

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国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」というと、企業や組織などの大きな枠組みで捉えられることが多いですが、一人ひとりの生活にも深く関わっています。エコバッグを持ち歩いたり、ごみをしっかりと分別したり。個人で取り組める事柄はたくさんあります。

日本では、季節に関係なく様々な野菜が並んでいます。ただ、例えば白菜が2分の1や4分の1カットでも、またトマトやキュウリが何個も入っていたりすると、一人暮らしの方や少量でいいという方にとっては、使い切れないこともあるでしょう。当たり前のように物があふれる世の中だからこそ、無駄なく使い切る工夫をすることが大切だと思います。

環境問題やSDGsに向き合うには、自分事としてとらえることが重要です。私が暮らしの中で食品ロスを強く意識するようになったのは、自宅近くに貸農園を借りたことが影響しています。手をかけて作ったものは思い入れがあり、捨てるのはもったいない。余った分は近隣の方にお裾分けもしますが、できれば余らせずに必要な分だけ収穫したい。試行錯誤しながら、収穫日を考えて植え付けの日をずらしてみたり、種類を変えて少しずつ植えてみたりしています。最近はなんとなくそのコツもつかめてきたような気がします。

また、10代の若い世代の方と話す機会を大切にしています。SDGsという考え方や価値観を大人になってから意識するようになった私たちと異なり、グレタ・トゥンベリさんをはじめ、若い世代はそれが当たり前の世界に生まれ育っています。プラスチックが多いことや、食品が廃棄されていくことへ、ストレートな疑問を持っている。私たちにできることは、この世代の声に耳を傾け、未来を創ること。それがSDGsの進むべき道だと考えています。

竹増貞信(たけます・さだのぶ)/1969年、大阪府生まれ。大阪大学経済学部卒業後、三菱商事に入社。2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長

竹増貞信

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