
仙台市の郡市長は、市役所で相次いで発覚した不適切な事務処理を踏まえ、新年度の施政方針に「構造的・抜本的な視点から行財政改革を進める」ことを盛り込むことがわかった。
仙台市の郡市長は、市役所で相次いで発覚した不適切な事務処理を踏まえ、新年度の施政方針に「構造的・抜本的な視点から行財政改革を進める」ことを盛り込むことがわかった。
これは、郡仙台市長が仙台市議会の2月定例会で表明する、新年度施政方針の骨子で明らかになったもの。
仙台市では職員のボーナスの源泉所得税の納付が遅れ、約5000万円の延滞税が発生するなど、不適切な事務処理が相次いでいる。
こうした事態を踏まえ、適正な事務執行があってこそ市民の信頼を得ることができるとして、デジタル技術の活用や業務プロセスの見直しなど「構造的・抜本的な視点から行財政改革を進める」との方針を固めた。
このほか、新年度を「観光再生元年」と位置づけ、インバウンド回復に向けたタイや台湾へのトップセールスなど、交流人口の拡大に取り組む考えも示す方針。