
石川県金沢市竪町にあるホテルが、性的マイノリティの人が過ごしやすい環境づくりに取り組むと発表した。当事者の雇用も積極的に行うという。また、金沢市は、県内で初めてLGBTの相談窓口を設置。月に1度の開設で、状況を見ながら増やしていく方針だ。
石川県金沢市中心部にあるホテルが、LGBTQに代表される性的マイノリティの人が過ごしやすい環境づくりに取り組むと発表した。
金沢市竪町にあるホテル、「KanameInnTatemachi」。
23日、会見を開き、性的マイノリティの人が過ごしやすい環境を目指して、社内の研修や、性的マイノリティの当事者の雇用を積極的に行うと発表した。
また、ホテルのトイレは、男女の区別をなくして誰でも使えるようにしたという。
ホテルでは、今後も定期的に研修などを行っていくとしている。
こうした中、金沢市は、23日から、県内で初めて、LGBTの相談窓口を設置した。
公認心理師が、性的指向や性自認に関する、学校や職場での悩み、また、当事者家族や友人の悩みなどの相談にも応じる。
市では、去年7月に、同性カップルなどを公的に認める「パートナーシップ宣誓制度」を導入していて、5月末時点で、8組が宣誓しているという。
この相談窓口は、月に1度開設されていて、状況をみながら回数を増やしていきたいとしている。