多士済々の顔ぶれが揃った難解な一戦/長岡一也

多士済々の顔ぶれが揃った難解な一戦/長岡一也

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  • 更新日:2022/05/15
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【長岡一也=コラム「競馬白書」】

◆女王と呼ぶにふさわしいのは

ヴィクトリアマイルマイルはこの2年、アーモンドアイ、グランアレグリアと絶対的女王が圧倒的人気に応えていた。

この2頭が去った今年は、その頂点の座を引き継ぐべくGI馬5頭が参戦し、加えて、GI初制覇を視野に多士済々の顔ぶれが揃い、どこに狙いを定めるか難解な一戦なった。とり合えず、有力視される1頭1頭に触れてみるところから手がかりを探りたい。

実績で一番輝やいているのが、一昨年無敗で史上初の三冠を達成したデアリングタクトだ。昨年の香港クイーンエリザベス2世C3着後右前肢の繋靱帯炎で長期休養に入っていてようやく復帰となったが、中384日でレース勘が戻っているかどうか。マイルは桜花賞以来だが、脚元のことを考えてここを選んだとも言われている。東京では、オークスを勝っているし、ジャパンCも強豪牡馬陣を相手に3着に健闘していて広いコースがいいとも言える。

それと、長い休養期間で歴戦の疲れをいやすことが出来たと言っていいだろう。これと同期のレイパパレは、無傷の6連勝で昨年の大阪杯を勝っているが、そこまではレース間隔をかなり取って走っていた。

マイルは、新馬戦、1勝クラスと連勝しているが、それ以来1年11カ月ぶりでしかも東京が初めて。

だが、折り合い的にはプラスに働らくコースと陣営は見ている。

デアリングタクトとレイパパレは初対決という点もつけ加えておきたい。一年下の白毛の二刀流ソダシへの期待も大きい。前走がダートのGIフェブラリーSの3着。

やはりマイルの方がという見方が強くなってる。芝のマイルは、阪神JF、桜花賞、それに東京のアルテミスSと3戦全勝、スピードと粘りが発揮できるという期待は大きい。

ただ、ソダシもデアリングタクトとは初対戦、先輩牝馬のデキ次第と見るべきか。

現役屈指の快速馬と呼ばれているレシステンシアは、阪神JFを勝ち、桜花賞、NHKマイルC、高松宮記念、スプリンターズS、香港スプリントといずれも2着。控えるレースもしていて昨年6着から一気に浮上することも考えられる。

アカイイトは昨年のエリザベス女王杯を勝ったパワー型。ペースが流れてくれればの一頭と言える。

この中から絞るとすれば、マイル戦、東京コースであることを重視し、レイパパレ、レシステンシア、デアリングタクトの順にして、ソダシは押さえにしておきたい。

これらGI馬5頭に対し、去年NHKマイルC2着で、サウジで厳しい競馬を勝っているソングラインが面白い。鋭い脚を長く使えるのがいい。

そして、去年3着のマジックキャッスルは自慢のキメ手を活かせるまでに立ち直っているので、このディープ産駒はマークしておきたい。もう一頭のディープ産駒のテルツェットも勝っているコースだし、落ち着いていればマイル巧者ぶりに期待できる。

「その強さ 女王と呼ぶに ふさわしく」

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