ハイカーが目撃した身も凍るような幽霊の正体は?

ハイカーが目撃した身も凍るような幽霊の正体は?

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  • 更新日:2022/11/27

ひとけのない山道で、いつの間にやら現れた不気味なものにひたすら追われる恐ろしさ。そのとらえどころのなさといい、とっさに身も凍るような戦慄の出来事だったようだ。

先月半ばハイキングをしていた男性がシェアした映像。そこには人の形で歩いているらしき半透明の何かが映っていた。

見通しがきかない深い霧の中、男性を身震いさせた奇妙な幽霊の正体とは?

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虹色の光と一緒に追ってくる。山で遭遇した人型の幽霊とは?

まずはこちらの映像を見てほしい。

My first Brocken Spectre. Creepy to see it out the corner of my eye and think it was someone else moving pic.twitter.com/j38PhwGZqE
— Chris Randall (@ultrapeakschris)
November 13, 2022
from Twitter

場所は濃い霧が立ち込めている山の斜面。その画面中央付近でぼんやりした灰色の何かが動いているのがわかるだろうか。

一瞬霧に隠れた物体かと思いきや、よく見ると手足のようなものを動かし歩く幽霊のようだ。

またその奇妙なものは終始何かに保護されてるかのよう。ときどき周りにうっすらと虹色の光の輪というかバリアのようなものまでみえる。

一体何者なんだろう?追跡にしてはずいぶん堂々としたものだが、撮影者の足音が止まると向こうも立ち止まり様子をうかがっているようにも見える。

思わずゾッとした人生初の「ブロッケン現象」

今月半ばハイキング中「不気味な何か」に遭遇。その姿をカメラでとらえたクリス・ランドールさんは以下のようにコメントしている。

人生初のブロッケン現象に出くわした。視界の隅で見知らぬ誰かが動いているように思えてゾッとする

もうお分かりだろう。ツイートにあるとおり、ランドールさんは生まれて初めて「ブロッケン現象」を目の当たりにしたのだ。

人や飛行機の影に虹色の輪が。霧や雲に現れる大気光学現象

本サイトでも何度か取り上げているこの現象は、霧が多い山の尾根や頂上にいる人、または飛行機などから見られる大気光学現象の一種だ。

水滴などを多く含んだ大気で生じる光の散乱により現れるもので、太陽の光を背にした人や飛行機の影が霧や雲に落ち、その影の周辺に虹色の輪が見られるというもの。

この現象を表す呼び名はいくつかあるが、欧米においては英名のBrocken spectre(ブロッケンスペクター)が初めて記されたのは18世紀のころだそう。

ドイツの科学者ヨハン・シルベルスラグが、母国のブロッケン山(標高1,141m)で見られた亡霊らしき現象について論文に残したのが由来とされている。

海外では妖怪。日本では御来迎と呼ばれることも

霧深くて見通しのきかない時に限って、実体のない人みたいなもやもやがいつのまにやらついてくるんだものそりゃ固まるだろう。

神秘的に映るこの現象は、霧が多い所で遭遇した人々を長年魅了しており、海外などではその影を妖怪になぞらえる人もいるそう。

また日本では後光や御来迎(ごらいごう)などと呼ばれるみたいだが、確かにありがたい感じに見えなくもない。

目撃場所にもよるし、どう受け止めるかにもよるけれどぼんやりした見た目といい人の形を模した神様や人知を超えた何かだと直感するのも無理はない。

というか簡単に情報をググれる今なら、素人の私たちでも「ああやっぱりね!」なんて言えたりするわけだが、大昔とか高山登っていきなりこれに遭遇したら度肝と腰と尻子玉がいっぺんにすっぽ抜けるぐらいの驚愕事案だったんじゃなかろうか。

ロマンはロマンであってほしいものだが、たとえ未見の人でもそれが現象だと判断できるのは、解明しようとがんばった先人のおかげよね、なんて思う今日このごろ。伝説の巨人や謎めいたヒトガタあたりもいつ正体が暴かれるかとハラハラしてるかもしれないな。

追記:(2022/11/27)本文を一部訂正して再送します。

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