築90年の駅「当初の姿」へリニューアル 細部に宿る昭和モダン 東武・南宇都宮駅

築90年の駅「当初の姿」へリニューアル 細部に宿る昭和モダン 東武・南宇都宮駅

  • 乗りものニュース
  • 更新日:2020/11/22
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リニューアルされた南宇都宮駅(画像:東武鉄道)。

東武鉄道が進めてきた宇都宮線 南宇都宮駅のリニューアル工事が2020年11月20日(金)に完了しました。

同駅は1932(昭和7)年開業当初からの、アールデコ調の装飾が施された駅舎です。今回は、その駅舎に残る大谷石の壁面を保存・補修したほか、新たに大谷石の壁面を増設することで、地域の方々により親しまれる駅舎を目指したといいます。青緑色の洋風瓦は、開業当時の釉薬の色を再現し葺き替え、内外装の塗装箇所は、塗膜を調査・分析したうえで、開業当初の色合いに塗り直したそうです。

また、特徴的な破風板は、宇都宮常設球場(現・宮の原小学校)の最寄駅だった開業当時のバットとボールを模したデザインに修復。駅の待合室には、宇都宮市や東武博物館の協力のもと、大谷石の文化や魅力の発信を目的としたパネルも設置されました。

地元の宇都宮市大谷町で産出される大谷石は、帝国ホテルといった著名建築でお外壁や塀などに使われており、近年、その歴史的価値が評価されています。2018年には文化庁が認定する日本遺産に「地下迷宮の秘密を探る旅 ~大谷石文化が息づくまち宇都宮~」として選定され、南宇都宮駅は構成文化財として大谷石文化の一端を担っているということです。

※一部内容を修正しました(11月22日9時44分)。

乗りものニュース編集部

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