中国、4月末時点の5G基地局数273万3千カ所に

中国、4月末時点の5G基地局数273万3千カ所に

  • 新華社通信
  • 更新日:2023/05/26
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中国、4月末時点の5G基地局数273万3千カ所に

通信塔に5G基地局を設置する作業員。(資料写真、上海=新華社配信)

【新華社北京5月26日】中国工業・情報化部がまとめた電気通信事業の1~4月の売上高は前年同期比7.2%増の5699億元(1元=約20円)で、前年の実質値に基づいて計算した電気通信事業総量は17.6%増となった。4月末時点の第5世代移動通信システム(5G)基地局数は273万3千カ所に上り、モバイル基地局全体の24.5%を占めた。

電気通信事業者の売上高が着実に伸び、5Gや通信速度毎秒1ギガビット(Gbps)の光ファイバー網、モノのインターネット(IoT)などの新型インフラ建設が加速し、インターネット接続端末数もさらに拡大した。また、クラウドコンピューティングなどの新興事業のけん引効果が顕著となり、移動系通信のトラヒックが急増、業界の新たな成長の原動力が引き続き強化された。

通信大手3社の中国移動通信(チャイナモバイル)、中国電信(チャイナテレコム)、中国聯合網絡通信(チャイナユニコム)は、IPテレビ(IPTV)やインターネットデータセンター、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、IoTなどの新興事業に積極的に取り組み、収入は22.3%増の1250億元と全体の21.9%を占め、事業収入の伸びを4.3ポイント押し上げた。うちクラウドコンピューティングは50.7%増、ビッグデータは45.4%増、IoTは26.1%増だった。

大手3社の4月末時点の固定ブロードバンド契約数は前年末比1811万純増の6億800万となり、1Gbps光ファイバー回線の契約割合は2割近くに拡大。高速通信契約の増加に伴い、世帯当たりの通信速度は前年同期比28.6%上昇の397.2Mbpsに達した。セルラーIoT回線契約数は20億1100万に拡大、1億6700万の純増となり、移動系通信(携帯電話、セルラーIoTを含む)の契約数全体の54.1%を占めた。IPTV契約数は830万8千純増の3億8900万だった。

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