コロナ禍 消費行動抑制続く 岡山経済研8月県民アンケート

コロナ禍 消費行動抑制続く 岡山経済研8月県民アンケート

  • 山陽新聞デジタル
  • 更新日:2021/10/14
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経済シンクタンクの岡山経済研究所(岡山市北区丸の内)は、8月に行った岡山県民消費アンケートの結果をまとめた。半年前と比較し、支出が「減少した」と答えた人は16・0%で2月の前回調査を2・2ポイント下回ったものの、「変わらない」は5・7ポイント上昇して55・9%。「増加した」は28・1%と3・5ポイント低下しており、長引く新型コロナウイルス禍で、抑制的な消費行動が続いていることがうかがえる。

支出が減った理由は「収入が減少した」63・4%(5・3ポイント上昇)、「将来必要な支出に備えて倹約」26・8%(7・4ポイント上昇)、「先行き不安が増加した」24・4%(9・3ポイント上昇)など。費目別では「旅行・レジャー・宿泊費」と「外食等飲食費」の減少が目立った。

収入は「減少した」が36・7%と3・7ポイント上昇した。「増加した」は9・8%(1・2ポイント上昇)、「変わらない」は53・5%(4・9ポイント低下)。

消費生活の実感は「満足」と「ほぼ満足」を合わせた“満足派”が51・4%となり、「不満」や「やや不満」の“不満派”(48・6%)を3期連続で上回った。ただ、「かなり不満」は15・2%と4・5ポイント上昇した。年代別で40代、世帯年収別で200万円未満では不満派が多数を占めた。

同研究所は「家計へのコロナの影響は続いているが、生活に満足している人が比較的多いのは、自粛生活などに慣れたからではないか」とみている。

調査は半年ごとに実施。今回は8月13~16日、20歳以上の県内在住者にインターネットで行った。有効回答数は512。

ワクチン接種後のレジャー 「県外旅行」最多48.8%

アンケートでは、新型コロナウイルスのワクチン接種を終えた後のレジャーへの消費意欲についても調べた。「お金をかけたい」が69・3%に上り、「支出額は変えない」は17・8%、「支出額は減らす」は12・9%だった。

「お金をかけたい」と回答した人には、レジャーの内容(複数回答)についても質問した。最も多かったのは「県外への国内旅行」の48・8%。「県内の旅行」が32・8%、「大人数が集まるも、感染対策が配慮されたレジャー(映画館、テーマパークなど)」が23・8%と続いた。「海外旅行」は12・5%、「大人数が密集することをいとわないレジャー(野外フェス、ライブハウスなど)」は10・9%だった。

同研究所は「潜在的な消費意欲は冷え切っていないが、ワクチン接種率が上がっても支出を抑える動きが続いており、レジャー消費が本格回復するには時間がかかるだろう」としている。

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