【厚生年金】月15万円以上の男性は何パーセントか「年金受給額」の確認方法とは

【厚生年金】月15万円以上の男性は何パーセントか「年金受給額」の確認方法とは

  • LIMO
  • 更新日:2022/06/23
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「老後2000万円問題」というワードの登場で、自身の老後や年金に興味を持つ方が増えたと思います。

世代によって答えは違うと思いますが、実際にいくらくらい年金が受け取れるか把握されている方は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は実際にいくらくらい年金が受け取れるのか、その確認方法も合わせて考察します。

【注目記事】厚生年金「平均14万円」の注意点3つ【年金受給額】収入による格差も確認を

1. 公的年金の仕組み。令和4年度の年金額も確認

まずは日本の公的年金について仕組みをおさらいします。日本の公的年金は、国民年金と厚生年金の2階建ての制度となっています。

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出典:日本年金機構「国民年金・厚生年金保険 被保険者のしおり」(令和4年4月)、厚生労働省「日本の公的年金は『2階建て』」をもとに、LIMO編集部作成

1階部分の国民年金は、国内に住む20歳から60歳までの方に加入義務があります。毎月の保険料は加入者一律です。

学生や自営業者、扶養されている配偶者などが該当します。

国民年金は加入月数が重要です。480月(40年)の支払いで満額支給となり、未納月があるとマイナス調整されます。

また、国民年金の支給額は調整が入るため変動します。参考ですが、今年度は前年比で0.4%引き下げられて6万4816円が満額となっています。

次に2階部分の厚生年金ですが、お勤めの形態と期間によって支払い義務が発生します。国民年金とは違い、保険料は収入によって決まります。

支払った保険料が多いほど受け取り額が多くなるため、期間だけではなく收入が重要です。

【画像】厚生年金の受給者数を1万円未満~3000万円以上まで確認(出典:厚生労働省)

2. 【男性版】厚生年金の平均受給額はいくらか

続いて厚生年金の平均受給額と受給人数を、厚生労働省年金局「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに男性に絞って確認します。ここで使用する厚生年金の金額には国民年金の金額も含まれています。

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出典:厚生労働省「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに作成

2.1 【男性】平均月額 16万4742円

合計:1071万6244人

1万円未満 7万2507人

1万円以上~2万円未満 1万2071人

2万円以上~3万円未満 5395人

3万円以上~4万円未満 1万170人

4万円以上~5万円未満 3万714人

5万円以上~6万円未満 6万7421人

6万円以上~7万円未満 16万3063人

7万円以上~8万円未満 24万4810人

8万円以上~9万円未満 24万2657人

9万円以上~10万円未満 27万3243人

10万円以上~11万円未満 35万350人

11万円以上~12万円未満 43万8683人

12万円以上~13万円未満 51万8659人

13万円以上~14万円未満 60万8992人

14万円以上~15万円未満 70万4371人

15万円以上~16万円未満 79万3583人

16万円以上~17万円未満 88万4219人

17万円以上~18万円未満 94万8543人

18万円以上~19万円未満 94万2288人

19万円以上~20万円未満 87万9047人

20万円以上~21万円未満 75万7129人

22万円以上~23万円未満 41万4195人

24万円以上~25万円未満 19万63人

25万円以上~26万円未満 12万1426人

26万円以上~27万円未満 7万5194人

27万円以上~28万円未満 4万4547人

28万円以上~29万円未満 2万2741人

29万円以上~30万円未満 1万807人

30万円以上~ 1万6346人

男性の平均受給額は月に16万4742円でした。月17万円〜18万円を受け取っている層がボリュームゾーンだと確認できます。

月に15万円以上受け取っている方で絞ると697万3138人となり、65%です。半数以上の方が月15万円以上受け取っているとわかります。

平均額と15万円以上で絞りましたが、受給額にはかなりのバラつきが確認できます。

これは、在職中の収入によって受給額が変わるため。前半でも触れましたが、厚生年金は支払う保険料が非常に重要です。

3. ねんきん定期便やねんきんネットを活用しよう

特に厚生年金は収入に応じて金額も異なるため、まずは自分が年金がいくらくらい受け取れるのか、しっかり確認するのが良いでしょう。

「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で確認ができるので、積極的な活用をおすすめします。

ねんきん定期便は、誕生日月に郵送されます。受け取る方の年齢によって、はがきや封筒で届きます。

50歳未満の場合には加入実績に応じた年金額が記載され、50歳を超えると60歳まで支払ったと見なして計算がされています。

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出典:「ねんきん定期便」の様式(サンプル)と見方ガイド(令和4年度送付分)50歳未満の方

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出典:「ねんきん定期便」の様式(サンプル)と見方ガイド(令和4年度送付分)50歳以上の方

50歳未満の場合には加入期間が短いため金額が少なく記載されていることに注意が必要です。

ねんきんネットであれば、いつでもご自身の年金記録や将来の年金見込額などを確認できる手軽さがあります。

将来のマネープランも立てやすいというメリットもあるので、登録を検討しても良いでしょう。

4. 時間は有限だからこそ、早めの対策を

ここまで男性の厚生年金について確認してきました。

平均受給額は月16万4742円で、15万円以上受け取っている方に絞ると全体の65%という結果です。

金額に関しては、それぞれの生活スタイルによって受け止め方が異なるでしょう。しかし、仮に月15万円が老後の収入と考えると、現職中と比べて少ないと感じる方が多いのではないでしょうか。

退職後を考えると“毎日が日曜日”ですので、自由な時間は増えます。場合によっては、現職中と比べると出費が増えるかもしれません。病気や介護などの心配もあります。

「月15万円が少ない、不安だ」と感じた場合には対策が必要でしょう。

「どのような対策がいいのかわからない」となりますが、まずは現状把握が重要です。このままいくと自分はいくらくらい受け取れそうなのか、ねんきん定期便を使って把握するのが先決です。

結果として足りないようであれば、資産運用など具体的な対策の検討に入るといいでしょう。

資産運用といっても色々な種類があります。たとえば、iDeCoやつみたてNISAなどの非課税制度を利用しながらの積立投資が最近では話題です。

ただし、資産運用ですからリスクも当然あります。どのようなリスクがあるのか、自分はどの程度のリスクまで取れるのか、情報収集が非常に重要です。

時間は有限ですから、なるべく早く動くことをおすすめします。今回がそのキッカケになれば幸いです。

参考資料

日本年金機構 「令和4年4月分からの年金額等について」

厚生労働省「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」(2021年12月)

「ねんきん定期便」の様式(サンプル)と見方ガイド(令和4年度送付分)50歳未満の方

「ねんきん定期便」の様式(サンプル)と見方ガイド(令和4年度送付分)50歳以上の方

徳原 龍裕

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