
食料自給率は依然、低水準が続いている。
農林水産省によると、国内の食料をどのくらい国産でまかなえているかを示す、2021年度の食料自給率はカロリーベースで38%と、過去最低となった前の年度から1ポイント微増した。
小麦や大豆の作付面積が増加したことに加え、外食需要の回復で米の消費量が増えたことなどが要因。
一方、生産額ベースの食料自給率は前の年度を4ポイント下回り63%で過去最低となった。国際的な穀物価格や海上運賃の上昇で、畜産物の飼料輸入額が増加したことなどが響いた。
農水省は、2030年度までにカロリーベースの自給率45%、生産額ベースの自給率75%を目指している。
経済部