「3日で43回」記録的短時間大雨情報 今後も続く?注意点は?気象予報士解説

「3日で43回」記録的短時間大雨情報 今後も続く?注意点は?気象予報士解説

  • テレ朝news
  • 更新日:2022/08/06
No image

動画を見る(元記事へ)

連日、各地で豪雨が続いていますが、5日は福井県や滋賀県で記録的な大雨となりました。

福井県南越前町を走る北陸本線では、濁流によって線路が完全にのみ込まれました。濁流が運んできたのか、線路の上には流木などのゴミが。泥水は、かなりの勢いで、川に流れ込んでいました。

近所の住民:「1時間くらいこんな状況。だいぶ水は減った。さっきは橋げたいっぱいまで水あって。生まれて初めて見た」

北陸本線は9日まで、すべての特急列車の運休が決まっています。

被害は周辺の住宅にも広がり、孤立した住宅から、消防が住民を救助しました。

救助された住民:「息子がそこの川が氾濫したって言うので、もう逃げなあかんっていうので、逃げようと思ったら、水がこのぐらいまで来ていて、玄関で転んでしまって、これは危ないと思ったので、2階に走って逃げた」

車が流された住民:「あれが流された車。もう一台は、さらに向こうにまで流されていますけど。ほとんどこの辺、新しい団地ですが、全ての家が床上(浸水)がないにしても、床下はつかっているはず。皆さん、それで多くの方が2階に避難していた」

周辺で、けがをした人はいないといいます。

ただ、道路が寸断されていて、避難できない高齢者がいるため、自衛隊が10世帯ほどに、水やおにぎりを届けました。

この地区では、全域で電気、水道が止まったままだということです。

南越前町では、24時間降水量が405.5ミリと観測史上最大、平年の8月の2倍以上となりました。

福井県周辺では、停滞した前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、雨雲が発達。記録的短時間大雨情報が、5日だけで4回出されました。

大雨の影響で、北陸自動車道が通行止めとなり、う回した車が国道に集中しました。

しかし、国道で土砂崩れが発生。福井河川国道事務所によりますと、国道8号の敦賀トンネル北側の入り口から、大谷第2トンネルの間では、4カ所で土砂の流入があり、一時100台以上が立ち往生したということです。

仕事で福井市に向かっていた男性(20代):「ずっとすごい雨が降り続いてる状況で、南越前町の方に行けば行くほど雨が強くなっていった。第3トンネルに入った時に、第3と第2の向こう側で土砂崩れが起きた。土砂崩れで動けなくなった。自然の力は恐ろしいなと」

敦賀市から福井市に向かう鉄道も道路も、ほとんどが通行止めとなりました。

福井市へ工事に向かう人:「(Q.この先、通行止めの見通しは?)全然情報がない。いつ頃、解消するか全然(情報)ないので、ただ待っているだけ。8号線の方にも行ったけど土砂崩れでダメで、また戻ってきて、高速ここで降りて、8号に行って、また戻ってきて」

観光客:「旅行で来ていて。福井市の方で泊まるというか、旅館を取っていて、行く予定があるが、う回するにも4時間ぐらいかかるので、待ってる状況。きのうのニュースの状況から、福井県がすごいとは知っていたが、全部アウトになるとは思っていなかった」

隣の滋賀県では、長浜市を流れる高時川が氾濫しました。

長浜市は一時、約2700世帯6700人に避難指示を出しました。

川が氾濫した、石川県小松市の中海地区。水は引きましたが、残された泥の始末に頭を抱えています。

中海町・北武志町内会長:「何が一番困るって、電気が来てないからね。きのう漏電、ブレーカー落ちているから。全部、床上浸水になっている所は、停電のままです。とりあえず、電気でも来れば。『2日間ぐらいで終わるでしょ』と言われたけど、市役所には。2日では終わらない」

◆気象予報士・眞家泉さん

(Q.記録的な大雨となったエリアの今後の注意点は何ですか)

大雨の峠を越えた所でも、まだ土砂災害に警戒が必要です。

記録的な大雨となった山形や新潟、そして石川から福井にかけても土の中の水分量が多い状態が続いています。

午後10時現在も、福井県には土砂災害警戒情報、長野県には大雨警報が発表されています。

今後も急な斜面などには近付かないようにしてください。

大雨となった所の週末の天気は、6日は晴れても急な雷雨に要注意。7日は段々と雨が降り出す所が出てきます。

そして、気温が高いです。石川・小松では7日に34度の予想です。

この暑さのため、週末の復旧作業の際などは、こまめな水分補給を意識してください。

そして、避難所で配られる食事はすぐに食べるなど、食品の管理にも注意が必要です。

雷鳴が聞こえたら作業を中断するなど、安全の確保もお願いします。

(Q.大雨の原因はなんですか)

今回の大雨は、前線が居座ったことなどが原因です。

この雨で、3日から5日午後8時までの間に、記録的短時間大雨情報が43回も発表されました。

記録的短時間大雨情報は、数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測・解析した時に発表され、災害につながるような猛烈な雨が降っていることを知らせる情報です。

去年と回数を比べてみると、去年1年で64回だったのが、今年は5日午後8時までで107回と、すでに2倍近い状況です。

まだ8月上旬なので、これからさらに増えるかもしれません。

これまであまり大雨にならなかった所でも、尋常でないほどの雨が降っている状況です。

(Q.今後の予想はどうなっていますか?)

来週週明けに関しても、前線が北海道や東北付近に停滞する可能性があります。

雨のエリアを見ると、日本海側を中心に雨が予想されています。

今回、大雨となった所でも、再び激しい雨となる恐れが出てきています。

1カ月予報を見ても、前線の影響で北日本では降水量が多くなる見通しです。

この先も引き続き、最新の気象情報に注意してください。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加