キーワードは、「旨味」。

ドン・キホーテPB商品の情熱価格には、“旨味”をポイントにした名品がたくさんある
こんにちは、食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、スーパーマーケットやコンビニグルメ、ダイエットフード、食育などの情報を“食の専門家”として日々発信しています。
テレビやwebメディアで特集が組まれるほど、今大注目のスーパーマーケットと言えば、ドン・キホーテ。
◆1000種類以上を超える食料品でも随一の“超名品”
みなさんは買い物をしたことがありますか? プライベートブランド(ドンキではお客様の声を大切にしている証として“ピープルブランド”と定義)の名称は、「情熱価格(じょうねつかかく)」。
これまで4000種類以上の商品が登場していて、食料品は1000種類以上にものぼります。
私はこれまでにもドン・キホーテのオススメ商品を紹介してきましたが、今回はそれらの中でも特別な思い入れのある“超名品”をご紹介したいと思います。
理由は、某バラエティ番組でオススメする機会に恵まれたこともあるのですが、一度知っておけば普段の料理がおどろくほどおいしくなるからです。さてさて、それはいったい……。
◆国産素材にこだわった特別な“合わせだし”

情熱価格 贅沢旨味だし 322円(税込)※金額は店舗によって異なることがあります
商品名は、情熱価格「贅沢旨味だし5g×15袋」。価格は322円(税込)。
“日本のだし”をコンセプトに、全国選りすぐりの6つのだし素材を配合した、パックタイプの合わせだしです。だし素材を具体的に整理すると、北海道産利尻昆布、焼津製造かつお節、瀬戸内海産かたくち鰯、熊本県産うるめ鰯、九州製造さば節、宮崎県産椎茸。
なぜこんなにもだしが組み合わさっているのか? 不思議に感じる人は少なくないでしょう。実はこれにはしっかりとした理由があります。
だしの成分である「旨味」は5つの基本味(残りは甘味、苦味、酸味、塩味)のひとつであり、日本ではじめて発見されて以来、和食を作る大切な要素となっています。
そして、旨味はさらに3分類(アミノ酸系、核酸系、有機酸系)され、これらの種類を組み合わせることで“旨味の相乗効果(単純に足し合わせる以上の効果)”が生まれるのです。
◆ドンキの贅沢旨味だしは、合わせだしの王様

中身を出した状態。粉末状になっているのでそのまま使うことができる
つまり、違う種類の旨味を合わせることで、旨味効果が各段にアップするということ。
有名なのは、かつお節と昆布、昆布と干し椎茸の組み合わせで、味噌汁やうどん汁で味わったことのある人は多いはず。そしてその究極バージョンとして登場したのが、6種を絶妙に組み合わせたこちらの商品です。
ここまでたくさん組み合わせるとケンカをしてしまいそうに思いますが、だしパックの中身を出して一口なめてみると、その不安は一気に吹っ飛びました。複雑に重なり合った旨味が口の中でじんわり広がり、初めて食べたときに「これはウマい!」と声を上げてしまったほどです。
さあ、それではこの旨味だしをどのように活用するか? という話に移りましょう。さまざまな料理で試してみた結果、実は和食に限らず、普段の洋風料理や中華料理にも大活躍することがわかりました。
◆カルボナーラが激ウマに!その秘密とは?

(左)たまごかけごはんのためのお醤油 322円
この和風だしが洋風料理にも活躍することを実感できるオススメメニューは、カルボナーラ!
しかも味付けには、おなじく情熱価格で人気の「たまごかけごはんのためのお醤油」を合わせるのがポイントです。
おいしくなる理由は、醤油に入っている「かきエキス」。貝の旨味成分であるコハク酸(有機酸系物質)が加わり、旨味最強のバランスに仕上がります。作り方はとって簡単なので、カルボナーラ好き、パスタ好きの人はぜひ試してみてくださいね!
◆「旨味最強のカルボナーラ」(1人分)のレシピ

「旨味最強のカルボナーラ」
【材料】
パスタ(乾麺) 100g
贅沢旨味だし 1/2袋
たまごかけごはんのためのお醤油 大さじ1
粉チーズ 大さじ1.5
ベーコン 50g
たまご 1~2個
生クリーム 100ml
塩(パスタをゆでる用) 適宜
黒こしょう(仕上げ用) 適宜
【作り方】
1.ベーコンを食べやすい大きさに切る。卵を割ってほぐし、粉チーズと醤油と合わせておく。
2.パスタを表示時間通りにゆでる。その間に、フライパンに生クリーム、ベーコンを加えて加熱する。
3.パスタがゆで上がったらザルに上げて、フライパンに加える。1を加えて全体を混ぜ合わせる。皿に盛りつけて黒こしょうをふる。
<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>
【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12