昨今、子どものスマホ利用率は年々増加し、また、所有開始年齢も低年齢化傾向にあると言われる。
こうした中で、子どものスマホ利用料金はいくらがスタンダードなのだろうか?
NTTドコモ モバイル社会研究所はこのほど、「子どものスマホ利用に関する調査」を実施し、その結果を発表した。

子どものスマホの利用料金3000円未満が増加
2022年に実施した「子どものケータイ利用に関する調査」によると、小学生・中学生のスマホ利用料金は、2019年に比べ3000円未満が増加傾向にあり、特に中学生では、2019年には約6割だった3000円以上は約4割と減少した。
また、小学生は3000円未満が約9割、3000以上は約1割と、中学生より安い傾向となっていた。

図1. 子どものスマホ利用料金
出所:2019~2022年 子どものケータイ利用に関する調査
母数:スマホ利用者
※サンプルサイズ50以下は参考値
中学生の利用料金に対する保護者の意識は 「高い」が減少し、「安い」「普通」が約8割に
子どもの利用料金対する保護者の意識は、中学生では「高いと思う」が2019年の41%から24%と17ポイント減少、「安いと思う」「普通だと思う」があわせて76%となった。
小学生は「安いと思う」と「普通だと思う」があわせて86%で、中学生の76%に比べると10ポイント高くなっていた。

図2. 子どものスマホ利用料金対する意識(保護者)
出所:2019~2022年 子どものケータイ利用に関する調査
母数:スマホ利用者
※サンプルサイズ50以下は参考値
<調査概要 ―「子どものケータイ利用に関する調査」―>
調査方法:訪問留置調査
調査対象:関東1都6県・小学生及び中学生とその親
有効回答数:500
サンプリング:QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。
調査時期:2022年11月
出典元:NTTドコモ モバイル社会研究所
構成/こじへい