25歳OL。周りが作り上げた私は「自分らしく生きる」をやめました

25歳OL。周りが作り上げた私は「自分らしく生きる」をやめました

  • かがみよかがみ
  • 更新日:2020/10/18
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生まれて9,389日目。私は、“自分らしく生きること”をやめてみた。

幼い時から「名帆らしい」「個性がある」と言われてきた。服装や髪、見た目、考え方、行動、生き方。

フェミニンな服が好き。恋愛映画をよく観ている。甘い物が好き。人前に立つことが得意。休日はアクティブ。恋愛経験が豊富。料理をする。勉強熱心。写真映えに命を懸ける。ポジティブ。

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「自分らしい私」は、周りに受け入れてもらえないと思っていた…

自分らしい姿に「羨ましい」「いいね」「名帆を見習って」と言われることもあった。私の人生で、唯一他人から褒められたことだ。その言葉を聞くたび「分からないけど、周りから見るとこういうのが私らしいんだ」「もっと褒められたい」と考え、人前に出るときは、周りが作り上げる自分に寄せていた。本来の自分は、一人のときだけ。

そうやって25歳まで生き「Aのほうが好きだけど、世間からの自分の見え方を考えるとBのほうがいいからBにしよう」という考えが強く自分の中に根付いた。

こわいことをいうと、私は最近まで自分が「自分らしく生きられている」と思っていた。ちょっと世間体を気にしている程度。その私が、なぜ生まれて9,389日目で“自分らしく生きること”をやめる発想になったのか。

きっかけは簡単なことだった。

フェミニンな服装をよくしている私は、仕事に黒パンツ・黒キャミソール・白ロングカーディガン・ヒョウ柄の厚底サンダルという服装をして行った。本来、その日は誰にも会わない日だったが、職場まで来てしまった。「目立たないようにしていよう」そう心に決めていた私。しかし、私の姿を見た上司が「すごいお洒落!全部似合っている!」とすかさず声をかけてきた。

衝撃を受けた。なぜなら、受け入れるはずがないと思っていたから。こういう自分も受け入れられるのかと。

自分を偽るのをやめた。自分が「思うように生きる」って生きやすい

その上司のたった二言で、私の人生観は変わった。

最初は、世間体を気にして服を選ぶことをやめた。好きな服を着るってこんなに幸せなことなんだと実感した。次は、好きな映画を偽ることをやめた。周りの人は「私もその映画好き」って言ってくれた。

この繰り返しの中で、私は極めて単純なことに気づいた。自分が思うように生きるって生きやすい。

フェミニンな服より、クールな服が好き。恋愛映画より、サスペンス映画が好き。フラペチーノより、紅茶が好き。人前に立つことは、好きじゃない。休日は、家で1日中寝ている。嫌われたくなくって、恋愛できない。料理しなくたって、コンビニとデリバリーで生きていける。私のセンター試験の点数見たらきっとびっくりするよ。美味しいご飯は、冷める前に食べたい。「あの発言まずかったな?」って毎日寝る前に反省会。そう、これが私。

「らしい」という言葉は、本来の自分らしさを奪っているかもしれない

あなたが良かれと思いかけている「○○らしくていいね」という言葉は、相手の本来の自分らしさを奪っているかもしれない。ただ単純に「いいね」とだけ言って、受け止めるだけでいい。それだけで「世間から見た自分らしさ」から「本来の自分らしさ」に変われるかもしれない。

9,389日目、“(世間が思う)自分らしく生きる”のをやめた。

9,390日目、“(自分が思う、自分が思い描く)自分らしく生きる”のをはじめようと思う。

古川名帆

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