「エール」最終回はまるで紅白歌合戦!驚きの演出に込められた思いとは?

「エール」最終回はまるで紅白歌合戦!驚きの演出に込められた思いとは?

  • シネマトゥデイ
  • 更新日:2020/11/21
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音は「長崎の鐘」を熱唱! - (C) NHK

連続テレビ小説「エール」(月~土、NHK総合・午前8時~ほか、土曜日は1週間の振り返り)が11月27日に最終回を迎える。そこでは「エール」コンサートと題して、人気キャラクターが総出演してのカーテンコールが行われることが明らかになった。最終回放送に先駆けて、チーフ演出を務めた吉田照幸が異例ともいえる試みへの思いを語った。

紅白歌合戦なども行われているNHKホールで収録された「エール」コンサート。主人公の古山裕一(窪田正孝)を司会に、メインキャラクターを演じたキャストたちが一堂に会して、モデルとなった古関裕而の代表曲を次々と披露する。楽曲は「とんがり帽子」「モスラの歌」「福島行進曲」「船頭可愛いや」「フランチェスカの鐘」「イヨマンテの夜」「高原列車は行く」「栄冠は君に輝く」「長崎の鐘」などがラインナップされ、劇中では歌唱シーンがなかった堀内敬子吉原光夫もその歌声を披露する予定だ。

発表に際して窪田も「一足早い、“紅白歌合戦”のようでした!」と語る、驚きの最終回。コンサートという形になったことに、吉田は「プロデューサー陣から歌のシーンを入れてほしいといわれて、途中には入れられないなと思っていて。だから、最後に『ありがとう』という意味も込めて古関さんの曲を歌うのは、このドラマでしかできないこと。意味があることだと思ったんです。最初が原始人で始まって、だからこそ最後が歌でも違和感はないのでは」と思いを明かす。吉田自身、歌謡番組や紅白などを担当した経験もあり、「紅白を手掛けたチームが作っていて、昔を思い出して楽しかった」と振り返る。

コロナ禍における撮影の中断や、作曲家・小山田耕三を演じた志村けんさんの死去など、期間中は数々の困難が降りかかった。吉田は「『エール』は行き当たりばったりの撮影現場で、古き良き時代のテレビの作り方をしたかなと思います。思いもよらないことが起きると、あらゆることを自分たちで考えないといけない。その結果、スタッフ一人ひとりに参加する意識が目覚めたと思います」と振り返る。逆境がスタッフに一体感をもたらし、すべてのスタッフとキャスト陣の作品への思い入れは強くなったという。「こんな時に『エール』というタイトルのドラマを作っていたことに、運命的なものを感じています」

「エール」が幕を下ろした後は11月30日から新たに「おちょやん」が始まるが、吉田は「寂しいですね。この世界にどっぷりといたので」としみじみ。「家族の話なら、まだまだいくらでも書けます。それだけに『おちょやん』の記事を見ると寂しくなります」と笑ってみせた。(取材・文:壬生智裕)

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