10年に1度といわれる最強寒波の影響で、福島県内はこの冬一番の寒さとなり、すべての観測地点で最高気温が氷点下の真冬日となりました。
【連続画像】福島の雪と風 1時間ごとのシミュレーション 最強寒波襲来
記録的な寒さとなるなか、会津と中通り北部を中心に雪は降り続いていて、26日の朝にかけて大雪に注意が必要です。
浦部智弘アナウンサー「猪苗代湖近くの国道49号です。前を行く車が見えない状態となっています。」
10年に1度といわれる最強寒波。
猪苗代町では地吹雪でホワイトアウトの状態に。
浦部アナ「午前8時の猪苗代町です。少し風があり、フードをかぶっていないと耳が痛いと感じるほどの寒さです。
25日の県内は、会津と中通り北部を中心に昨夜から雪が降り続いています。
午後4時現在の積雪は只見と檜枝岐で134センチ、猪苗代で50センチなどとなっています。
雪かきをしている人「2、3時間はやっている。去年はまだこんなに雪がなかったので、今年はちょっと雪が多いですね」
各地の最低気温は、福島市の鷲倉でマイナス15.1度を記録するなど、多くの観測地点で今シーズン1番の冷え込みに。
普段は比較的暖かい浜通りの新地町でも、ご覧のように川が凍ってしましました。
日中も気温は上がらず、各地の最高気温は福島の鷲倉でマイナス13度、会津若松でマイナス5度など、すべての観測地点で氷点下となる記録的な寒さとなりました。
湯川村の会社では、凍結防止対策をしていたにも関わらず、事務所の水道が凍結。つららのような状態となりました。
栗城ドリームファーム・栗城哲也取締役「きのうの夜、水を出して帰ったんですけど、会社に出勤したらあの状態で凍ってしまっていた」
出していた水の量は、えんぴつの芯ほどの太さだったということです。
栗城ドリームファーム・栗城哲也取締役「今までは凍結することはなかったんですよ、あの水の出し方で。警戒はしていたんですけど、それでもやっぱり凍ってしまってショックでした」
水道管が凍結する被害は、各地で相次ぎました。
一方、福島市では大雪の影響で、朝から路線バスのダイヤの乱れが・・・
坂本明優記者「雪が降り続いているJR福島駅前には、バスを待つ人の長い行列ができている」
バスを待つ高校生「寒すぎて早くバス来てほしい。いつもよりは早めには出てきたが、バスがけっこう遅れていて大変」
バスを諦めてタクシーで通勤する人も。
タクシーで通勤する会社員「きょうは大雪でバスが来なかったので、タクシーを利用している」
午後2時ごろには除雪作業に追われている人の姿がみられました。
雪かきしている人「気温が低いのでサラサラとしてたくさん積もると言っていたのでちょっと心配ですね」
26日午後6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多いところで会津の平地で40センチ、中通りの平地で25センチ、などとなっています。
会津では26日夜遅くにかけて警報級の大雪となる見込みで、気象台は大雪や吹雪による交通障害や屋根からの落雪などに警戒するよう呼びかけています。