高知初のJリーグ入りへの期待がかかる高知ユナイテッドSC。からふるでは、ホーム戦の前に選手たちの素顔を紹介する「Weareユナイテッド」を随時放送しています。
新加入でチーム1熱い男、稲積大介(いなづみ・だいすけ)選手です。

稲積大介選手
「背番号16番、稲積大介です」
選手たちからの愛称は「づみ」。兵庫県出身の稲積大介選手です。
高校3年生のときに全国大会ベスト8の成績を収め、今シーズン静岡の藤枝MYFC(から移籍してきました。
これまで全試合に出場して、3アシスト。いま、最も注目されている左サイドバックです。
フィジカルの強さに加え、50メートル6秒の俊足。

一番の武器は左足でのクロス
そして一番の武器は、左足でのこのクロス!
フォワードが飛び出す絶妙のタイミングでパスを出します。
「サッカーを始めたのはいつですか?」(中元アナウンサー)
「6歳のとき」(稲積選手)
「そこからずっと好きで?」(中元アナウンサー)
「サッカーひと筋。サッカー以外何もしなかったですし」(稲積選手)

サッカー以外何もしなかった…
サッカーに対して人一倍の情熱を注いでいます。中でも印象的だったのはホーム開幕戦です。相手に先制を許し、流れが悪くなった場面でした。

チームを鼓舞する稲積選手
「戦おう、しっかり!戦術どうこうじゃないこれは!」(稲積選手)
スタンドまで届くほどの大きな声でチームを鼓舞しました。
迎えた後半。プレーでも見せました。
左サイドから猛スピードで駆け上がり相手を置き去りに。

アシストを決め、同点に
得意のクロスでアシストを決め、同点に追いつきました。
「熱くなっちゃう理由があって、僕がJ3からJFLに落ちてきたという意味でもチームを勝たないといけない、プラス自分も上にいかないといけないという危機感がある。勝手にこういうプレースタイルになっていた」(稲積選手)

稲積選手
熱いのは、ピッチに立ったときだけではないんです。
この前の日には、他の選手たちと仁淀川の河口でアウトドアを体験しました。
ジェットスキーに挑戦し周りがへとへとになっても、最後まで高知の自然を全力で楽しんだといいます。

ピッチに入れば切り替えるという選手に…
「ジェットスキーの疲れは大丈夫ですか?」(中元アナウンサー)
「いやいや結構きてるんですよね。高知めっちゃいいなと思い始めてドライブとか買い物とか。休むときは休む、ピッチに入れば切り替えるという選手にもっとなりたい」(稲積選手)

春野総合運動公園・ジム
「同じ春野総合運動公園内のジムに来ましたけど、よくジムには来るんですか?」(中元アナウンサー)
「週に一回は絶対来るようにしています」(稲積選手)
「何のために筋トレを?」(中元アナウンサー)
「キレを出すためとけがをしないためにも体を鍛えて90分走らないといけないので決まったメニューをやる」(稲積選手)

稲積選手
稲積選手は日本体育大学の卒業生。講義で学んだという身体作りについての知識を生かし、下半身を徹底的に強化するトレーニングに励んでいます。
「結構高重量を扱うんですね」(中元アナウンサー)
「一応110キロで6回を3セット、重い物でパワーを出す。目標は体重の倍くらいを上げること。70キロなので140キロをあげないといけないんですけど、まだまだダメですね」(稲積選手)
「太ももからお尻にかけての筋肉の張りがすごいです。当たり負けしない体の秘訣、この下半身にあるわけですね」(中元アナウンサー)
実は稲積選手、筋力トレーニングが得意な方ではないといいます。全てはサッカーでの勝利のため。フィジカル面の強化、そして、苦しい時間帯を乗り越えるために、高校生のときから続けてきた努力です。

勝つためにやっている
「勝つため、それだけですね。筋肉もサッカーをしていたらところどころはつくんですけど、それだけじゃだめ。シーズンは長いので、戦えない」(稲積選手)
何事にも「熱く、ストイックに、全力で」
稲積選手は、勝利を呼び込む左足を武器に、チーム初のJリーグ入りに意気込みます。

稲積大介選手
「ハードワーク(献身的に走ること)クロス、上下の動きを見てほしいですし、結果だけにこだわって、J3昇格に向けてやっていきたい」