なでしこに新ヒロイン!塩越柚歩が2発デビュー「結果を残せてよかった」

なでしこに新ヒロイン!塩越柚歩が2発デビュー「結果を残せてよかった」

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2021/06/10
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日本対ウクライナ 前半、3点目のゴールを決め、喜ぶ宝田(中央)。右は塩越。左は熊谷(撮影・加藤孝規)

<国際親善試合:日本8-0ウクライナ>◇10日◇Eスタ

なでしこジャパン(女子日本代表)に新ヒロインが誕生した。MF塩越(しおこし)柚歩(23=三菱重工浦和)がウクライナとの国際親善試合で国際Aマッチに先発デビュー。開始5分のゴールを含む2得点で、東京五輪代表、18人への滑り込みを猛アピールした。

◇   ◇   ◇

塩越が1試合で序列を上げた。前半5分、右足であっさり国際Aマッチデビュー弾。同41分には、こぼれ球に合わせ2点目を決めた。デビュー戦での複数得点はレジェンドの1人、阪口夢穂以来15年ぶり5人目。「(先発抜てきに)試されていると分かっていた。チャレンジャーの気持ちで、失うものは何もないと思って試合に入った。結果を残せてよかった」。逆転東京五輪メンバー入りへ、前進した。

コロナ禍の昨季、ブレークを果たした。浦和(現三菱重工浦和)でリーグ戦全試合に出場して攻撃の中心を担い、初のベストイレブンを受賞。選手が次々にポジションを入れ替えて攻める浦和のスタイルが、プレーの幅が広く器用な塩越を輝かせた。

なでしこには、昨年10月の候補合宿で初招集された。以降、全活動に名を連ねてきたが、4月の国際親善試合は2戦とも出番なし。それでも「毎回の合宿に呼ばれることが自信になっていた」と下を向かず、チームに戻った後はプレシーズンマッチで4試合3得点。なでしこでも結果を残した塩越に、高倉監督は「去年から成長を見せて、非常にいいものを持っている。積極性は物足りない」と、期待ゆえの要求を加えた。

小顔におだんごヘアが目を引く新ヒロインは、五輪メンバーに滑り込むシンデレラとなるか-。「コンビネーションや球際など、足りない部分も多い。初めて海外の選手と戦って、いろんなことを感じ取れた。まわりを見て盗んで、この合宿で成長したい」と、ラストサバイバルを戦い抜く。【杉山理紗】

◆塩越柚歩(しおこし・ゆずほ)1997年(平9)11月1日生まれ、埼玉県出身。川越女子ジュニア、高階イレブンスを経て、浦和レディースユース入り。16年にトップチームデビュー。同年のU-20女子W杯日本代表。浦和一筋で、昨季は初めてベストイレブンを受賞。166センチ、54キロ。

○…高倉監督は大量得点での勝利に「みんなチャレンジしてくれている。選考という意味では頭が痛い」と苦笑い。五輪本番のメンバーは18人。選考基準は、国際試合で戦えるかどうか。「能力は持っている、もっとできる、というのでは18人に入るのは難しい」。可能性より、あくまで練習や試合で力を発揮した選手を選ぶ構えだ。

▼デビュー戦複数得点 MF塩越が達成。なでしこジャパンでは06年のMF阪口夢穂以来、15年ぶり5人目。初の達成者はMF澤穂希で、93年に初出場で4ゴールを挙げた。澤と阪口は11年女子W杯ドイツ大会の優勝メンバー。その他にはFW三上尚子とMF相沢舞衣の2人が99年11月12日のネパール戦でそろって初出場で複数得点をマーク。

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