モノを減らすとお金が貯まる?スッキリ暮らす節約術

モノを減らすとお金が貯まる?スッキリ暮らす節約術

  • MONEY PLUS | くらしの経済メディア
  • 更新日:2021/05/02

「現在の住まいへの不満は?」のアンケートに、必ずと言っていいほど上位に入っているのが「収納が足りない」という答えです。特に都心は家賃も高く、余裕がある収納を確保するのは難しいことかもしれません。

しかし、逆に考えてみましょう。収納が足らないのではなく、物を持ちすぎなのでは? 必要なモノは所有していていいのです。必要ではないモノ、使っていないモノが家の中にあれば、収納はいくらあっても足りません。

今回は私たちの生活にとって必要なモノは何なのか、そして必要なモノだけになった暮らしについて考えてみましょう。

必要以上に在庫がある調味料や洗剤類

チラシ広告を見て、いつもより調味料や洗剤が安くなっていると「今が買い時!」と在庫の有無に関係なく買ってしまってはいないでしょうか。筆者がテレビ番組のロケなどでお宅訪問をすると、調味料や缶詰、洗剤、トイレットペーパーなどが棚に入りきらず出しっぱなしになっている家庭もありました。

家を会社として考えたとき、社長が在庫があるものを次々と買い足し倉庫に眠らせていたら、社員としては「社長の無計画、無駄遣い、その分給料あげてほしい」などと思うのではないでしょうか。これは家でも同じことです。

在庫が複数あると、所有している数を把握できず「もう無かったかも」と思いこみ、また買ってしまう悪循環になってしまいます。在庫を複数抱えている場合、必ずと言っていいほど賞味期限切れとなったものも並んでいます。安いからと買ったものが無駄になっているのです。お金だけのことではなく、土地が高い日本においては、収納場所の無駄遣いにもなっています。

在庫はいくつが適正?

それでは調味料や洗剤類などの在庫はいくつが適正でしょうか。それは、そのモノ1個のなくなるスピードと、その人の買物に行く回数や通販で届く日数にもよります。目安としては、使用中のものプラス在庫は1個でいいのではないでしょうか。使用中のモノが終わり在庫として持っていたものを使い始めたときに、次の在庫を購入するというサイクルにしておけば、所有個数は把握でき、収納場所を取りすぎることもありません。

ただし災害時用などのストックは別に考えます。災害時用に準備しておくモノに対して「ローリングストック」という方法があります。日頃利用しているものを少しずつ多めに買っておき、災害時にはそこから使うという方法です。しかし、この方法は在庫管理が上手くできない人にはあまりおすすめできません。前述のとおり在庫の数が把握できなくなり、十分すぎるほどに在庫があるモノと、いざという時に足りないモノも出てきてしまう可能性があるからです。

そのため、災害時用のストックは別にしておき、年に2回ほストックをまとめて使い、新しいモノを買うというサイクルにすることをおすすめします。

服、カバン、靴などの在庫過多も無駄遣いのもと

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調味料や洗剤類と同様、服やカバン、靴なども所有しすぎていると無駄遣いにつながります。自分が何を持っているか把握できていないと、また同じような服を見かけたときに衝動買いしてしまうからです。そのような買い物を続け、数年に1度まとめて捨てるのは、一見スッキリさせた気になりますが、じつはもったいないことをしているかもしれません。しかし現実は、多くの人がこのような買う→捨てるを繰り返しているのです。

服などの管理はアイテムごとに所有個数を決めることからはじめましょう。個数を決めたらそれ以上のものは処分します。残したモノは写真に撮るなどして、自分が何を持っているのかいつでも確認できるようにするのがおすすめです。最近はスマートフォン用のクローゼットアプリなどもありますので、在庫管理がしやすくなっています。

自分が持っている服をいつでも確認できるようにしておくと、似たようなモノのダブリ買いも減りますし、自分の服の傾向も見えてきます。残したモノでも意外と着る機会が無かったりすることも出てくるかもしれません。それも管理がしっかりしていれば見えてくることです。

目指すは自分の家の全てのアイテムの在庫数を決めること

筆者の講演やセミナーで「家にボールペンが何本あるか把握している人いますか?」という質問をし、「把握している」と答えたかたは未だに一人もいません。ボールペンは極論を言ってしまえば、一家に一本で足ります。そうは言っても利便性を考えて使う部屋がいくつかある場合はその数くらいはあっても良いでしょう。

しかし現状は引き出しに何本も入っていて把握できず、コンビニで良さそうなボールペンを見かけたら買ってしまうのです。家にあるボールペンの数を把握していれば「必要ないな」と思い、無駄に買ってしまう行動を止めることができます。

ボールペンの数を把握するというのは、かなり細かい極端な例として使っていますが、目指すところは自分の家の収納にあわせて、アイテムごとに所有する個数を決めてモノを減らすことになります。このような暮らしになれば、「買う」という行動に慎重になり好きなモノばかりに囲まれた生活になっていきます。

また収納にしっかり収まっている家は掃除がラクにもなるので、結果的に時間の節約にもつながるのです。アイテムごとに個数を決めて管理していくというのは最初は大変な作業ですが、一度やってしまえばあとはモノが増えない生活になります。ぜひ試してみてください。

(矢野きくの)

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