湖南省の孫家岡遺跡で新たな出土品 洞庭湖周辺の高度な先史文化を反映

湖南省の孫家岡遺跡で新たな出土品 洞庭湖周辺の高度な先史文化を反映

  • 新華社通信
  • 更新日:2022/01/14
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湖南省の孫家岡遺跡で新たな出土品 洞庭湖周辺の高度な先史文化を反映

孫家岡遺跡の南部で姿を現した大型台座の一部。(資料写真、長沙=新華社配信)

【新華社長沙1月14日】中国湖南省文物考古研究所はこのほど、同省常徳市澧(れい)県にある孫家岡遺跡の発掘調査で、新たに多数の土器や石器が見つかったと発表した。今回の発見は、同県の大半を占める澧陽平原と環洞庭湖地区の先史文化、特に新石器時代末期~夏王朝初期の考古学的文化を知る上で大いに役立つという。

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湖南省の孫家岡遺跡で新たな出土品 洞庭湖周辺の高度な先史文化を反映

孫家岡遺跡から出土した石斧。(資料写真、長沙=新華社配信)

洞庭湖平原の北西、武陵山脈の支脈近くに位置する同遺跡は、洞庭湖地区で唯一確認されている肖家屋脊文化(湖北、湖南両省の竜山~夏王朝初期の文化)の堆積遺跡。現在は居住区を対象に遺跡南部の発掘調査が進められている。

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湖南省の孫家岡遺跡で新たな出土品 洞庭湖周辺の高度な先史文化を反映

孫家岡遺跡から出土した土器鉢。(資料写真、長沙=新華社配信)

2021年末までの調査で確認された最も重要な遺構は、人工的に造成された大型台座で、発掘で台座の一部が露出した。現状の厚さは約0.6メートルで、上層は赤褐色、下層は灰黄色の堆積物で形成されている。いずれも緊密でほとんど不純物を含まず、このような人工遺物の発見はまれだという。台座上の主な遺構は、約8メートル間隔で北西から南東方向に平行に走る幅2~3.5メートルの2本の溝で、発掘済みの溝の底からは多くの柱穴が見つかった。

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孫家岡遺跡から出土した石鏃(やじり)。(資料写真、長沙=新華社配信)

台座の北側では、すでに坑や溝状の遺構50カ所の発掘を終えている。これらは非常に密集しており、規則的に柱穴が並ぶ住居跡1カ所、不規則に配置された柱穴4組も見つかった。遺構や地層の堆積からは石斧や石鏃(やじり)、高台付きの土器皿、土器鉢などの土器・石器標本が多く採取された。

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孫家岡遺跡から出土した高台付きの土器皿。(資料写真、長沙=新華社配信)

湖南省文物考古研究所の趙亜鋒(ちょう・あほう)副研究員は、これらの遺構が孫家岡遺跡の考古学的文化の属性起源を探る上で一つの特徴になると説明。遺跡はこれまでの発掘調査で、長江中流域の新石器時代末期~夏王朝初期の集落共同墓地としては過去最大規模であることが分かっており、今回の発見は約4千年前前後の洞庭湖地区の考古学的文化の空白を埋めることになると語った。(記者/阮周囲)

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