
(C)とげとげ。/レタスクラブ
「ママが大黒柱なの?」「いまの人はいいわよね、パパが育児してくれて」/夫ですが会社辞めました(1)
ある日突然、会社に行けなくなって休職してしまった夫・川田俊。夫のかわりに働いて家計を支える妻・沙月。そしてまだまだ手のかかる年齢の息子のカズ。出口の見えない状況をなんとかしたいと思った妻の沙月は、休日に立ち寄った海で引っ越しを夫に提案します。都心から少し離れた自然豊かな葉山の町で、『主夫』になった夫と、『大黒柱』を担う妻の生活が始まりました…。
神奈川県葉山町在住の漫画家・とげとげ。さんが、ご自身の体験や周囲の方々への取材をもとに、現代を生きる夫婦や家族の在り方を丁寧に描く『夫ですが会社辞めました』。今回は沙月や理恵のママ友・香代のエピソードをお届けします。

登場人物 / (C)とげとげ。/レタスクラブ
カズやナナと同じ園に通っているユイちゃんの母親・葉月香代は、現在第二子妊娠中。香代の夫・圭太は気分屋で、機嫌のいい時は優しいけれど、一度不機嫌になるとムスッとして口をききません。そんな態度に香代は苦痛を感じ、たびたび理恵や沙月にも愚痴をこぼしていましたが……。

今朝は不機嫌オーラ全開… / (C)とげとげ。/レタスクラブ

ナナちゃんはお熱でお休みなの / (C)とげとげ。/レタスクラブ

産後里帰りしようと思うの / (C)とげとげ。/レタスクラブ

日に日に不機嫌になって… / (C)とげとげ。/レタスクラブ

私が無理をしたくない! / (C)とげとげ。/レタスクラブ

こうやって気を使うのが嫌なんだよ… / (C)とげとげ。/レタスクラブ
「俺が家事も育児もやるから」という夫の言葉に、香代は一人目出産後のことを思い出して気が重くなります。夫は最初こそ張り切っていたものの日に日に不機嫌になり、結局香代が気を使って家事をすることになってしまったのでした。二人目出産の今回こそ里帰りをしたいと思うものの、不機嫌スイッチの入った夫にはそれ以上強く言えなくなってしまいました。ただでさえ大変な産後に、夫の顔色を伺いながら過ごすのは誰だって嫌ですよね……。
著=とげとげ。