米ベインキャピタルの汎アジアPEファンド、71億ドル調達

  • ロイター
  • 更新日:2023/11/21

Kane Wu

[香港 21日 ロイター] - 米投資会社ベインキャピタルによる5番目の汎アジア・プライベートエクイティ(PE)ファンドは目標を40%上回る71億ドルを集めて募集を締め切った。同社がロイターに明らかにした。

「ベインキャピタル・アジアファンドV」はベイン自身が7億5000万ドルを投じ、既存および新規投資家から残りを調達した。

調査会社プレキンによると、71億ドルの規模はベインのアジアファンドでは最大で、同地域で今年募集があったPEファンドでも最大。

世界の投資家は地政学的不透明感や高金利環境など逆風にさらされている。プレキンのデータによると、アジアに焦点を当てたファンドの年初からの調達額は730億ドルで、2022年の年間調達額のほぼ半分、21年の2990億ドルの3分の1以下にとどまっている。

ベインのアジア担当マネジングパートナー、デービッド・グロス氏は「適切な実績と地域全体への一環したコミットメント、適切なプラットフォームがあれば需要を引き出せる。多くの投資家はアジア進出率が低いからだ」と指摘した。

日本は新たなファンドが力を入れる地域の一つだと明らかにした。ベインが中国で活動を継続しているとも語った。

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