香りの強い菜の花を豆腐がすっぽり包んでやさしい味わいに仕上がります。手軽でライトなボリュームながら、存在感際立つ副菜のレシピを料理研究家の大庭英子さんに教わりました。

■“菜の花の白和え”のつくり方
練り胡麻を加えてコクを深めるのがポイント。上質な味わいになります。
(1)和え衣をつくる豆腐は熱湯にほぐし入れてひと煮立ちさせ、ザルにあげて冷まし、水気をきってから漉し器で漉し、残りの材料を入れてよく混ぜる。
(2)菜の花をゆでる菜の花は根元を少し切り落とし、水に10~20分つけてパリッとしたら、茎と葉に分ける。塩を加えた熱湯に茎を入れ、1分ほどゆでて冷水にとって冷まし、葉は10秒ほどゆでて冷水にとって冷ます。水気を絞って長さ3cmに切り、さらに水気を絞る。
(3)仕上げ和え衣で菜の花を和える。

教える人

大庭英子 料理研究家
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、四季dancyu「春のレシピ」に掲載したものです。

四季dancyu 春のレシピ
A4変型 判(120頁)
2022年3月15日発売/1,100円(税込)
文:中村裕子 写真:竹内章雄
dancyu