県が実施した2022年度の人権に関する県民意識調査で「人権を侵害されたことがある」と答えたのは28・5%で、18年度の前回調査より2・0ポイント増えた。「ある」と答えた人の約7割は「黙って我慢した」と回答しており、相談所の周知方法改善など対策が求められる。
陰口やいじめ、ハラスメント、差別といった人権侵害をされた経験があると答えた人の割合は女性の方が高く32・0%(前回比2・5ポイント増)。男性は23・2%(同1・2ポイント増)だった。何を理由に侵害されたか(複数回答)は、女性は「女性であること」が最多の27・8%。「容姿」20・3%、「職業」15・8%と続いた。男性は「職業」25・4%、「容姿」24・6%、「学歴、出身校」21・2%など。「新型コロナ」は男性1・7%、女性2・5%だった。対応(複数回答)は、「黙って我慢した」が70・1%を占めた。「法務局や人権擁護委員に相談した」は1・1%、「民間団体・ボランティアに相談した」は0・8%にとどまった。
- 宮崎日日新聞
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