産業通商資源部によると、韓国の8月の自動車輸出が前年同月比28.7%増の52億9200万ドルとなった。自動車輸出は昨年7月から先月まで14カ月連続で2けた成長している。自動車の輸出が増え、国内の自動車生産台数も10年ぶりに30万台を超えた。うち電気自動車の輸出は前年同月比61.2%増え、全体の輸出増加を牽引した。電気・水素・ハイブリッド車は自動車輸出全体の3分の1を占める。
特に米国はインフレ抑制法(IRA)を発効したが、韓国の自動車はレンタカーやリースなど商業用車両に最大7500ドルの補助金が認められた状況だ。これを受け、IRA対象の電気・水素・ハイブリッド車などエコカーの米国販売台数が9カ月連続の増加となった。IRAが発効した昨年8月と比較すると153%増。
米国内の市場シェアも2カ月連続で10%を上回った。韓国国内市場では先月、国産車の販売台数が前年同月比で2%増加した。一方、輸入車は11.2%減り、全体の販売台数は0.7%減の13万667台となった。
産業部は「自動車輸出が世界的な高金利・物価高など厳しい環境の中でも歴代最高レベルの業績を続け、国家貿易収支の改善と下半期の経済反騰に寄与している」と評価した。