【野球】「栄冠は君に輝く」動画に込めた思い 興南・我喜屋監督ら沖縄指導者が熱唱

【野球】「栄冠は君に輝く」動画に込めた思い 興南・我喜屋監督ら沖縄指導者が熱唱

  • デイリースポーツ online
  • 更新日:2020/05/26
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2010年に春のセンバツを制した際の興南・我喜屋優監督

今夏の第102回全国高校野球選手権大会は地方大会を含めて20日に中止が決まった。各都道府県では独自の代替試合を開催できないかなど、関係者は模索している。

そんな中、沖縄県下の高校の指導者たちが大会歌「栄冠は君に輝く」を熱唱する動画が「ああ栄冠は君に輝く~Okinawa version~」として21日にYouTubeにアップされ、話題を呼んでいる。

発案者で、興南を2010年春夏連覇に導いた我喜屋優監督が22日、デイリースポーツの取材に応じ「甲子園を目指すことは物理的にはかなわなくなったけれど『心は甲子園』だよ、という気持ちを込めた」と、全国の高校球児へエールを送った。

アイデアが浮かんだのは20日の大会運営員会より前だったという。「まだ(実施か中止か)どっちに転ぶか分からない時期だったが、NHKの朝ドラ(連続テレビ小説)『エール』を見ていて、古関裕而さんの物語なので思いついた」と説明した。

自身もまだ沖縄が米国から返還される前の1968年夏に主将として甲子園に出場し、4強入りした。困難な時代を生きた少年にとって、甲子園は人生のともしびだった。「『栄冠は君に輝く』は選手時代によく歌ったし、甲子園への気持ちが奮い立つ歌だった」と、自ら大会歌を歌ってみようと発案。これを何かに応用できないかと考えた時、県内の指導者が「何人も乗っかってくれた」という。

興南のほか中部商、沖縄尚学、糸満、美里工などの指導者がオンラインアプリを使い、歌う姿をアップして編集。伴奏の三線が、沖縄らしさを醸し出している。我喜屋監督は「何度も練習したけど、なかなかうまく合わなかった」と苦笑するが、指導者たちが学校やグラウンドで真剣に、全力で大会歌を歌う姿は、見る人の心を打つ。

甲子園を目指すことができなくなった球児の気持ちをくみ「もちろん命は最優先だが、全国にいろんなアイデアがあるはず。例えばマスコミのアンケートでアイデアを募るなど、みんなで案を出してやって、みんなが責任を持って。そういうやり方ができたのではないかと。これが今回の課題かな」と語る。

沖縄では独自の代替大会開催を計画している。「例えば優勝校が九州地区だけでも集まって試合ができればとか、全国8地区で代表を集めて試合ができないかとか、監督同士でそんな話もする。代表の主将だけでも甲子園で行進できないかとかね。甲子園は無理でも、全国の球児が地元で行進する映像をつなげて“甲子園大会”にできたらいいのに、とか。アイデアはいくらでもあるんだよ」。

甲子園開催予定だった8月まで、あと2カ月半ある。「ああ栄冠は君に輝く~Okinawa version~」が全国に響き、アイデアが集まるきっかけになればと思う。(デイリースポーツ・中野裕美子)

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