
追い風吹く乙武氏(東スポWeb)
東京選挙区から無所属で立候補した作家の乙武洋匡氏(46)は、SNS戦略に手応えだ。
乙武氏は候補者が乱立する激戦区に加え、無所属のため資金とスタッフ不足で苦戦を強いられている。しかし潮目が変わったのが今月18日に行われた、インターネット「2ちゃんねる」の元管理人で実業家のひろゆき氏(45)と行った街頭演説だ。多くの人が集まり、その様子はSNSで瞬く間に拡散され、話題となった。
乙武氏は22日、東京・渋谷のセンター街に選挙事務所を開設し、第一声をあげた。渋谷センター街に選挙事務所を開設した理由として「一般的な選挙事務所という概念ではなくて、ショールーム的なギャラリーとしての使い方もしていこうと思ってる」と明かした。
さらに公示日に開設になった理由については「お金がないんです! 無所属なんでギリギリのところでやってます(笑い)」。
自虐的に話したが、現在2000万円以上の寄付金に加え、ボランティアに1200人以上の応募があった。乙武氏は「非常に手応えを感じてます。そしてやはり今回、決意をしてよかったと使命感を感じております」と強気な発言も飛び出した。
会見後、ひろゆき効果について直撃すると、乙武氏は「あの土日を経てさらに勢いづいてきたという気がします。『これまで政治に興味がなかったけど、これからは乙武さんの発信はチェックしていこうと思う』みたいなコメントもすごく増えた。リツイート数は増えた感じもします。ティックトックはあの2日間だけで500万回再生された。今までにない層にリーチできてる感じはしますね」。
ひろゆき氏以外にも人脈がある乙武氏だけに、今後も目が離せない。
東スポWeb