阪神・佐藤輝「油断できない」虎の難敵・森下撃ちも緩みなし

阪神・佐藤輝「油断できない」虎の難敵・森下撃ちも緩みなし

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  • 更新日:2021/02/21

(練習試合、阪神4-3広島、21日、沖縄・宜野座)阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(21)=近大=が「3番・左翼」で出場。一回の第1打席に、昨季セ・リーグ新人王に輝いた森下暢仁投手(23)から二塁打を放った。昨季、チームは右腕に対して0勝3敗、打率・184。そんな難敵をものともしない黄金ルーキーは、やっぱり虎の希望の光や!

■昨季新人王から弾丸ライナー

宜野座のグラウンドにまたも快音が響き渡った。弾丸ライナーで飛び出した白球が右中間に弾む。マウンドに立つ昨季の新人王ですら、佐藤輝を止められない。難敵を撃った! 広島・森下から値千金の一打だ。

「シーズンではもっと違う球を投げてくると思う。でも甘いところをとらえられたのはよかったと思います」

一回2死、カウント2-2からの6球目。150キロ直球を完璧にとらえた。打球はあっという間に右中間フェンスに到達。快足を飛ばす虎のドライチ。表情一つ変えず、悠然と二塁ベースに君臨した。

■昨年4度対戦で3勝献上

鯉の若きエースは昨年の虎が何度も苦杯をなめた難敵だ。阪神打線は森下と4度対戦し、3勝を献上。一度も土をつけることができず、プロ初完封を喫したのも虎だった。森下の対阪神の防御率は2・25、被打率は・184(98打数18安打)。さらに2ストライク後は同・095(63打数6安打)と手も足も出ない相手。そんな、リーグ屈指の“虎キラー”に、黄金ルーキーは追い込まれた状態から快音を響かせた。

■止まらない!7戦連続ヒット

新人王を目標に掲げる男にとって、昨年10勝(3敗)をマークした森下との対戦は絶好の試金石だった。1学年上の明大出身の右腕とは、近大2年時にともに日の丸を背負って戦ったが、これまで対戦経験はなし。昨年末に「(森下は)真っすぐのコントロールがいいのはもちろん、変化球とのコンビネーション、カーブとかすごい」と実力を認めながら「対戦したら、打ちます!」と誓っていた通り、初打席で攻略してみせた。

見事、有言実行を果たしたドライチだが、「油断はできない」と表情を緩めることはない。第2打席は初球の変化球をとらえきれず凡退(記録は三失)。六回2死二塁で迎えた第4打席はケムナの直球を逆方向にはじき返し、左前適時打とこの日は5打数2安打1打点。連続安打を7試合に伸ばし、矢野監督は「経験する、体感することが一番大事。前から言っているように早く壁にぶち当たってくれたらいいのになというのもある。どっちにしても、試合をやるたびに見ていて楽しみな選手だなと思わされる」と目を細める。

■「しっかりこのままやっていきたい」

「しっかりこのまま、甘いところをとらえられるようにやっていきたいと思います」

難敵ですら、この男の壁にはならない。異次元のスケールを見せつけた佐藤輝は、やはり虎の希望の光だ。(原田遼太郎)

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1回、二塁打を放つ阪神・佐藤輝=かりゆしホテルズボールパーク宜野座(撮影・宮沢宗士郎)

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