キャンパー必見! バン系カスタムで覚えておきたい“LTタイヤ”の意味とは

キャンパー必見! バン系カスタムで覚えておきたい“LTタイヤ”の意味とは

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  • 更新日:2022/08/09
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タイヤ選びには偏平率やトレッド幅、インチ数などいくつかのスペックがある。しかし忘れてはならないのがタイヤの負荷能力を示すスペックで、特にバンモデルでは重要になってくるのだ。

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◆タイヤ選びを間違えると車検に通らない可能性が!?

タイヤ交換をする際に、多くのユーザーは純正サイズを選んでいるのではないだろうか。しかしサイズ違いのタイヤを無理やり履かせると車検にパスしなくなる(同時に安全性が損なわれる可能性がある)ことをご存じだろうか? その理由はタイヤの負荷能力にある。クルマは4本のタイヤで車体を支え地面に接している。そのため総重量の軽いクルマに対して重いクルマは負荷能力の高いタイヤが必要になる。つまり総重量に合わせた負荷能力を持つタイヤで車体を支える必要があるということ。

それを数値化しているのがLI(ロードインデックス)という数値だ。負荷指数や荷重指数と呼ばれる数値で、例えば205/65 R15 94Hといったタイヤのサイズ表記の中の、後ろ側にある94という数字がLI値だ。LI=94は670kgの負荷能力を示しているのだ。この数値が愛車の車軸1本あたりの軸重を下回ってしまうと車検をパスしないのだ。逆に言えば純正タイヤと同じかそれ以上のLI値を備えたタイヤであれば安心して利用できると言うこと。

しかし今回、注目したいのは商用バンのお話。乗用車の場合は同じサイズのタイヤを交換すればほとんどの場合、負荷能力は問題なくクリアするのだが、バンの場合は重い荷物を載せる関係上、タイヤへの負荷も大きくなるのだ。そのため、トレッド幅やインチ数が同じ乗用車用のタイヤを取り付けると車検をパスしなくなる(負荷能力が低いため走行上も問題がある状態になる)場合があるのだ。

◆負荷能力が高い“LTタイヤ”とは?

そんな時に注目したいのがLTタイヤ(LTはライトトラックの略)だ。商用バンの純正タイヤに用いられているのがLTタイヤだ。同じサイズであれば乗用ラジアルよりも負荷能力が高く、荷物を積載したときでも安心して走れる能力を持ったタイヤ規格だ(海外のタイヤ規格で定められているCタイヤも同様の規格)。

そんなLTタイヤ、乗用ラジアルのサイズ表記とは一部異なる表記があるので注目してみよう。LTタイヤには205/65R15 107/106L LTといった表記がされていることが多い。このスペック表記の中で107/106がLI値を示しているのだ(単輪で使用する場合=107、複輪で使用する場合=106)。LI値107は負荷能力=975kgとなり同じサイズである205/65R15でも先に紹介した乗用車のラジアルタイヤに比べて明らかに負荷能力が高いのがわかるだろう。

また145R12 6PR LTといった表記があるLTタイヤもある。こちらは6PRが負荷能力を示している数値だ。PR(プライレーティング)はタイヤの中にカーカスコードを何枚重ねるかを示す数値で多く重ねればそれだけ負荷能力を高くなる。ちなみに6PR(6プライは6枚重ねの意味)は負荷能力=450kgを示している。こちらもLI値同様にクルマの軸重以上をクリアしている必要がある。

つまりLTタイヤはバンなどの荷物を積み込むクルマに適した負荷能力が高いタイヤ(つまり強くて頑丈)だと言うことがわかるだろう。乗用車と商用バンを比較すると車両総重量(定員乗車+最大積載量)が大きくなるので、当然各軸にかかる負荷も大きくなりタイヤも負荷能力が高いものが必要になる。そのため安易に乗用車のタイヤを使ってしまうと車検でNGになるので要注意だ。

ただし、商用バン=LTタイヤが絶対条件というわけではない。しっかり軸重を計算してLI値でクリアしていれば車検も問題ない(クリアするためには、かなり太いタイヤになってしまうので現実的では無いのだが)。

負荷能力が気になった読者は、今回の記事をきっかけにして愛車の各軸の軸重を調べてみるのも面白いだろう。それをクリアするためにはどんなタイヤを選べば良いのかがはっきり見えてくるからだ。商用バンで安全に車検をパスするタイヤを理路整然と選べるようになっておくのもバンユーザーのたしなみだ。

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土田康弘

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