
新潟県魚沼市の小学校で24日、給食を食べた男子児童1人がアレルギー反応を起こしたと発表しました。
魚沼市によりますと魚沼市の小出小学校で24日、昼休みに遊んでいた男子児童の体に発疹が現れ、体調不良を訴えました。児童はアレルギー症状の疑いがあるとして病院に救急搬送されました。この児童には何種類かの食物アレルギーがあり、学校側はアレルギー物質を除いて給食を提供していたということですが、学校で食材を再検証したところ、この日のメニューに使われていたシチューのルウに乳成分が含まれていたということです。
児童は25日午前中に退院し、大事を取って26日まで自宅療養としています。このほか、症状があった児童はいません。
このルウは以前も給食の献立の候補になったということですが、発注前に乳成分が入っていることが分かり、別のルウに変更していました。ただ、今年度に配属された栄養教職員が献立を作成していたところ、その変更に気づかず、乳製品の入ったルウを発注してしまったということです。
魚沼市は「このような事態を招いてしまったことを組織全体で深く反省し、献立政策時は原材料の確認を徹底し、再発防止に取り組んでいく」とコメントしています。